羽根沢温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2012年12月29日 (土) 20:04時点における121.82.140.54 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:日本の温泉地 羽根沢温泉(はねさわおんせん)は、山形県最上郡鮭川村大字中渡(旧国出羽国明治以降は羽前国)にある温泉

アクセス

  • 鉄道:山形新幹線新庄駅
  • バス:新庄駅から鮭川村営バス(最上川交通委託約40分。1日1往復(16時37分県立病院前発、07時35分羽根沢温泉発。土日祭日、年末年始12/29-1/3は運休)、鮭川村保健センター行の村内便もあり

泉質

  • 含食塩重曹泉(穏和低張性高温泉)
無色清澄、弱アルカリ性、泉温摂氏47度。美人の湯とも言われる
天然ガスも同時に噴出しており、こちらは旅館で使われている。

温泉街

山間の狭地に温泉地が存在する。旅館、商店が道沿いに並び、小さいながらも温泉街を形成している。 源泉をそのまま使用して4軒の旅館に配湯している。温泉街内の無料駐車場傍の川沿いには共同浴場も存在する。

歴史

  • 羽根沢の由来は、このあたりの住民が、新庄藩の藩主にの羽根を献上したことから名づけられた。
  • 1919年大正8年)、石油試掘中に湧きだした。石油試掘に纏わる温泉は他にも豊富温泉月岡温泉瀬波温泉などがある。
  • 石油自体は湧出量が少なかったことから、採算性がないとして本格操業されることはなかったが、地元に住んでいた加登屋旅館の先祖が採掘権を石油会社から買い取り、一軒宿から徐々に規模を大きくしていった。現在泉質に油分は含まれていないが、しばらくは油混じりの温泉だったという。
  • 戦中になり、旅行客がいなくなると一時存亡の危機に立たされたが、客がいなくなった空き部屋を小屋にし、養蚕を行いながら細々と温泉宿を維持してきた。

関連項目

外部リンク

テンプレート:温泉


テンプレート:Asbox