シミュレーションロールプレイングゲーム
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シミュレーションロールプレイングゲームは、ウォー・シミュレーションゲームの戦術性とコンピューターRPGのストーリー性・成長システムを併せ持つコンピュータゲームのジャンルの一つ。シミュレーションRPGもしくはS-RPG、SRPGと略される。
目次
ウォー・シミュレーションとの違い
シミュレーションゲームでは、プレイヤーが動かすユニットが単なる「駒」として三人称であるのに対して、シミュレーションRPGでは、一人称として主人公が存在し、世界観やストーリーがロールプレイングゲームのそれとほぼ同一となっており、各ユニットにキャラクターとしての性格付けがされていたり、ユニット同士の掛け合いなどが存在する。
戦闘はウォー・シミュレーションと同様に、マップの上でユニットを動かし敵軍を撃破していく、というものであるが、コンピュータRPGのように戦闘パートとイベントパートが分かれていることも多い。ユニットにキャラクター付けがなされていることから、戦闘中に敵軍のユニットを「説得」したり、逆に「裏切り」が発生することがあるというのも特徴である。
ユニットの成長については、ウォー・シミュレーションが「新兵・ベテラン兵・エリート兵」など比較的単純な段階的成長に限られるのに対し、シミュレーションRPGでは、コンピュータRPGで良くみられる複雑で長期的な成長システムを持つ。
主なシミュレーションロールプレイングゲーム
1990年代前半(FC/SFC/MD)
- 半熟英雄(1988~)
- ファイアーエムブレム(1990~)
- スーパーロボット大戦シリーズ(1991~)
- ラングリッサーシリーズ(1991~)
- シャイニング・フォース(1992~)
- 伝説のオウガバトル(1993~)
- アルバートオデッセイ(1993~)
- 機装ルーガ(1993)
- 魔神転生(1994~)
- フェーダ (1994~)
- タクティクスオウガ(1995~)
- 三國志英傑伝(英傑伝シリーズ)(1995~)
- フロントミッションシリーズ(1995~)
- バウンティソード (1995~)
- バハムートラグーン(1996~)
1990年代後半(PS/SS/N64)
- アークザラッド(1995~)[1]
- ドラゴンフォース(1996~)
- ヴァンダルハーツ〜失われた古代文明〜 (1996~)
- ファイナルファンタジータクティクス(1997~)
- スペクトラルフォース (1997~)
- ゼルドナーシルト (1997)
- ブラックマトリクス(1998~)
- SDガンダム GGENERATION (1998~)
- グローランサー (1999~)
- サモンナイトシリーズ(2000~)
- ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記(2001)
- 魔界戦記ディスガイアシリーズ(2003~)
2000年代前半(PS2/DC/GBA)
- ステラデウス(2004)
- ベルウィックサーガ(2004)
- NAMCO x CAPCOM(2005~)
- Rhapsodia (2005)
- ユグドラ・ユニオン (2006~)
- うたわれるもの (2006~) [2]
- ルミナスアーク (2007~)
- エルヴァンディアストーリー (2007)
2000年代後半(PS3/PSP/DS)
- Twelve~戦国封神伝~ (2005)
- ワイルドアームズ クロスファイア (2007)
- 戦場のヴァルキュリア (2008~)
- ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者 (2008)
- 女神異聞録デビルサバイバー(2009~)
- クイーンズブレイド スパイラルカオス (2009~)
- ポケモン+ノブナガの野望 (2012)
- プロジェクト クロスゾーン (2012)
- ダンボール戦機WARS (2013)
脚注
テンプレート:Asbox- ↑ ただしシリーズ最終作の『アークザラッドジェネレーション』はアクションロールプレイングゲームである。
- ↑ windows版は2002年発売。