牟礼駅
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牟礼駅(むれえき)は、長野県上水内郡飯綱町大字豊野にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。豊野駅管理の業務委託駅で、長鉄開発が駅業務を受託しており、自動券売機・みどりの窓口(営業時間 7:30 - 17:30 ※ただし途中休止時間あり)が設置されている。夕方から朝までは無人となる。
その昔、町内の飯綱山には天狗がいたと言い伝えられている。それをアピールするため、両ホームには天狗像がある。この天狗像は有名である。2005~2006年にかけての大雪により上り2番線の天狗像が倒壊、2006年2月に撤去され、現在は下り1番線に残るのみである。
のりば
1 | テンプレート:Color信越本線 | (下り) | 妙高高原・高田・直江津方面 |
2 | テンプレート:Color信越本線 | (上り) | 豊野・長野方面 |
- 以前は、上下線の間に中線があったが、現在は一部撤去されている。
- 旅客案内用に、パナソニック製の放送機器を使用している。
- 接近放送はカンノ製作所タイプである。長野県内ではよく聞けたタイプである。放送機器更新の際に別のタイプに変更されてしまう事が多いが、この駅では更新後も使用されている。また、長野方面到着時には、駅員による案内が行われる事が多い。
- 発車ベルも存在する。2005年の放送機器更新の際、ベルを鳴らすスイッチがワンプッシュタイプの物に変更され、ベルの音色も汎用の高音タイプとなった。上下線で同じ音色である。下りは3両・6両ともに鳴らせるが、上りはスイッチの関係で6両編成しかベルを扱う事が出来ない。省略されてしまう事が多いが、平日の上り340M(6両)は客が集中し、ベルが扱われる事が多い。
- 待合室やホームに設置されているベンチ等の一部に、近くの北部高校の生徒が作製したものが用いられている。これらには「北部高校クラフトコース」の記述がなされている。
利用状況
- JR東日本各駅の乗車人員によると、利用客数は以下の通りである
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均乗車人員 |
2000 | 1,090 |
2001 | 1,036 |
2002 | 1,017 |
2003 | 987 |
2004 | 969 |
2005 | 904 |
2006 | 848 |
2007 | 857 |
2008 | 864 |
2009 | 838 |
2010 | 815 |
2011 | 785 |
2012 | 800 |
2013 | 767 |
駅周辺
最近は、長野市のベッドタウンになっているので、駅付近も朝夕はかなり混雑する。
バス路線
駅前乗り場から発車する。2007年10月1日より運営方法が変更。12系統以外、昼間はデマンド交通(3.5往復)。朝と夕方は大型バスが使用される。7・8時台の長野行きの電車に接続できるよう各方面から運行。夕方は長野からの電車と接続。
- 長電バス
- 12(上り)福井団地・見晴・宇木・本郷駅・権堂・長野駅
- 12(下り)役場前・牟礼営業所
- (系統番号なし)地蔵久保・いいづなリゾート/飯綱温泉・奈良本・東柏原・溝口
※野尻湖方面へのバスは飯綱(牟礼)営業所始発
歴史
- 1888年(明治21年)5月1日 - 開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道へ移管。
- 2015年(平成27年)春(予定) - 北陸新幹線金沢延伸全線開業に伴い、しなの鉄道に移管。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- テンプレート:Color信越本線
- テンプレート:Color快速「妙高」・テンプレート:Color普通