ホンケワタガモ
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テンプレート:生物分類表 ホンケワタガモ(本毛綿鴨、学名:Somateria mollissima)は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種である。別名オオケワタガモ。
「ケワタガモ」の名前の由来は、毛綿鴨の通り、良質の羽毛の採取対象とされてきたことによる。
分布
北シベリア沿岸(カムチャツカ半島を除く)、アリューシャン列島、アラスカ沿岸、カナダ沿岸、グリーンランド沿岸、ラップランドで繁殖する。冬期は、アラスカ湾、北海沿岸、カムチャツカ半島南西部などに渡り越冬する。
形態
体長約62cm。雄の方が雌よりもやや大型である。
生態
ツンドラ地帯で繁殖する。非繁殖期は海上で過ごすが、よく海岸の岩場で休息をとる。
食性は雑食性が強く、小さな魚類、甲殻類などの他、海藻などの植物質の餌もかなり食べる。
亜種
6亜種に分類される。
画像
注釈
参考文献
- 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年
- 『世界の動物|分類と飼育 ガンカモ目』、財団法人東京動物園協会、1980年、75頁テンプレート:Bird-stub