ファミリー公園前駅
|} ファミリー公園前駅(ファミリーこうえんまええき)は、奈良県大和郡山市宮堂毘生門にある、近畿日本鉄道(近鉄)橿原線の駅。
開業以来しばらくは、プール営業期間のみの臨時駅であったため一部の普通電車が通過していた時期もあったが、現在は終日停車している。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。ホームは盛土構造の築堤上にあり、駅舎は上り線側地平にある。駅員無配置駅となっている(詳細は後述)。便所は改札外にあり、男女別の水洗式。自動改札機は東芝製が設置されている。2台とも赤い自動改札機(EG-2000)であり、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。
のりば
1 | テンプレート:Color橿原線(下り) | 田原本・大和八木・橿原神宮前・吉野方面 |
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2 | テンプレート:Color橿原線(上り) | 平端・天理・大和西大寺・奈良・京都・大阪難波・尼崎・三宮方面 |
- 構内の方面表記では上記のように記載されているが、下り列車は最遠で橿原神宮前駅までの運転であり、吉野駅へは橿原神宮前駅にて吉野線の列車に乗り継ぐことになる。また、上り列車は天理駅へは平端駅にて天理線の列車に、奈良駅および大阪難波駅・尼崎駅・三宮駅へは大和西大寺駅にて奈良線の列車にそれぞれ乗り継ぐことになる。
- 以前ののりば案内標識では、「上本町」「難波」は1番のりばの方に記載されていたが、阪神なんば線開業に合わせた案内標識更新以降は2番のりばに記載されるようになった。実際、布施駅までの営業キロは大和西大寺駅経由の方が大和八木駅経由より短い。
特徴
テンプレート:出典の明記 橿原線の駅において終日無人化されており、平端駅から遠隔管理されている。これにはウィンドウズを使用する汎用パソコンと専用ソフト及びADSL回線等で構築された自社開発のシステムを用いており、券売機・精算機・改札機等の駅務機器全般を平端駅からコントロールすることが可能である。ただし、券詰まり等のメカニカルトラブルは遠隔操作で解消できないため、平端駅から係員が派遣される。
また、駅の照明は駅務室内の配電盤にタイマーを設けて制御している。このため、荒天等で日中に照明が必要となった場合や最終電車に遅れが生じた場合、平端駅から係員がやってきて手動でスイッチを入れることになっている。
車いす乗降用の渡り板が上りホームの車掌位置付近に置いてある。上りホームから改札口へはスロープだが、下りホームから改札口へは階段しかないため、ひと駅先の結崎駅まで行って折り返すよう案内される。このため、下りホームには車いす乗降用の渡り板は設置されていない。ただし、最寄りのファミリープールでは営業期間中に1日だけ障害者招待日があるため、その日に限りボランティアを多数配して車椅子の受け入れ態勢をとっている。このボランティアに近鉄の関係者は含まれない。
利用状況
- 2012年11月13日の調査結果によると、1日の乗降人員は348人。
- 2010年11月9日の調査結果によると、1日の乗降人員は439人[1]。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(287駅)中、263位。
- 橿原線の駅(16駅、他線接続駅含む)の中では最も少ない。
- 奈良県内の近鉄の駅(93駅)の中では、90位。
- 2008年11月18日の調査では1日の乗降人員は318人、2005年11月8日の調査では371人。
駅周辺
- 奈良県浄化センター公園
- 奈良県流域下水道センター
- ファミリープール
- 野球場
- テニスコート
- 額安寺
- 奈良健康ランド
- 天理時報社
- 三笠コカ・コーラボトリング本社
- 小島金属工業奈良工場
- あすなら苑・あすなら保育園
歴史
開業時から数年間はプール営業期間である7月1日 - 8月31日、それも8時30分 - 17時30分だけの営業であった。やがて通年営業となったが営業時間は8時30分 - 17時30分のまま、さらに8時30分 - 最終電車までの営業に変わった後、現在のような終日営業と変遷してきた。
- 1979年(昭和54年)7月1日 - 橿原線の平端 - 結崎間に夏季の昼間時のみ営業の臨時駅として新設開業。
- 1985年(昭和60年)11月28日 - 通年営業に変更。営業時間は昼間時のみ変わらず。
- 1989年(平成元年)3月17日 - 営業時間を最終電車までに変更。
- 1993年(平成5年)9月21日 - 終日営業の普通駅に変更。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 橿原線
- テンプレート:Color急行
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color急行