東岩槻駅
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東岩槻駅(ひがしいわつきえき)は、埼玉県さいたま市岩槻区東岩槻一丁目にある東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)の駅である。駅番号はTD 07。
歴史
- 1969年(昭和44年)12月1日 - 開業。
- 1999年(平成11年)11月25日 - 岩槻 - 当駅間複線化により大宮 - 岩槻間の区間運転列車の一部が当駅まで延長される。
- 2004年(平成16年)10月19日 - 当駅 - 春日部間の複線化完成により当駅始発・終着列車の設定が廃止される。
- 2006年(平成18年)11月1日 - 橋上駅舎完成。
- 2009年(平成21年)
- 3月10日 - 発車メロディを導入。
- 12月1日 - 駅業務を東武ステーションサービスに委託。
始発・終着列車
1999年11月25日に岩槻 - 当駅間が複線化された際、大宮 - 岩槻間の区間列車のうち、約半数が当駅まで延長された。駅の東方に引き上げ線が設置されていたが、春日部までの複線化により下り線の一部となった。
野田線の複線化事業は沿線の至るところで実施されているが、その中でも岩槻 - 春日部間の複線化工事のうち、岩槻 - 東岩槻間2.4kmは大きなネックで、元荒川橋梁や戦前まであった武州鉄道との立体交差のための高架区間があり、単純に線路を増設する訳にはいかず、構造施設の大規模な付け替えが必要となった。
当駅始発・終着列車は、岩槻 - 春日部間複線化事業において工事進捗による暫定的なサービスであったが、春日部までの完全複線化が実現した2004年まで5年間続いた。現在は当駅発着の列車はできない配線になっている。
駅舎橋上化
かつての東岩槻駅は北口地上部に駅舎があった。周辺の状況として北口側には商店やスーパーマーケットが立ち並ぶが、南口側にも広大な住宅地と団地が広がっている。区画整理事業の進捗により、南側の人口は増加傾向であったことや、東岩槻駅を最寄とする学校法人開智学園が、高等部の他に中高一貫部・総合部を開設したために、通学する生徒の利用が増加した。このため、駅舎の橋上化による機能強化が図られることとなり、南口を除く部分が2006年1月20日に竣工、また同年11月1日には南口も完成した。2007年5月には、ホームのアスファルト舗装が完了した。
駅構造
島式ホーム1面2線の地上駅で、橋上駅舎を有する。改札階と北口・南口・ホーム間をそれぞれ連絡するエレベーター・エスカレーターが設置されている。駅業務は東武ステーションサービスに委託している。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color東武アーバンパークライン | 上り | 岩槻・大宮方面 |
2 | テンプレート:Color東武アーバンパークライン | 下り | 春日部・柏・船橋方面 |
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は20,092人である[1]。
開業以降の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
[5] 1969年(昭和44年) | 507 | 318 |
1970年(昭和45年) | 1,847 | 996 |
1975年(昭和50年) | 7,940 | 4,013 |
1980年(昭和55年) | 9,912 | 4,996 |
1985年(昭和60年) | 14,767 | 7,388 |
1990年(平成テンプレート:02年) | 18,003 | 9,023 |
1995年(平成テンプレート:07年) | 18,595 | 9,247 |
2000年(平成12年) | 17,392 | 8,784 |
2001年(平成13年) | 17,304 | 8,601 |
2002年(平成14年) | 17,107 | 8,485 |
2003年(平成15年) | 17,155 | 8,526 |
2004年(平成16年) | 18,335 | 9,117 |
2005年(平成17年) | 18,599 | 9,246 |
2006年(平成18年) | 19,055 | 9,498 |
2007年(平成19年) | 19,161 | |
2008年(平成20年) | 19,351 | |
2009年(平成21年) | 19,136 | |
2010年(平成22年) | 19,365 | |
2011年(平成23年) | 19,406 | |
2012年(平成24年) | 20,092 |
駅周辺
岩槻中心市街地からは元荒川を越えた北東、春日部市との境界近くにある。戦後の高度経済成長期に開設されたこともあり、駅周辺は碁盤目状に区画整理され、戸建の住宅や団地が並ぶ。駅から北西2kmの位置に工業団地が立地し、各企業の送迎バスが当駅から発着している。
隣接する豊春駅周辺と同様に、さいたま市岩槻区裏慈恩寺・小溝・徳力地区と春日部市境が複雑に入り込んでいる地域が存在する。
- さいたま市ふれあいプラザいわつき
- 岩槻区役所東岩槻支所
- さいたま市岩槻東部図書館
- 岩槻消防署上野出張所
- さいたま市立上里小学校
- さいたま市立東岩槻小学校
- さいたま市立桜山中学校
- 開智学園(総合部・中高一貫部・高等部)
- 東岩槻郵便局
- 岩槻上野郵便局
- 埼玉りそな銀行東岩槻支店
- 埼玉縣信用金庫東岩槻支店
- JA南彩東岩槻支店
- 岩槻中央病院
名跡・旧跡
バス路線
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
東岩槻駅北口 / 東岩槻駅南 |
岩槻区役所線 | 岩槻城址公園・岩槻駅・丸山記念総合病院 | 府内一丁目 | さいたま市コミュニティバス | 平日運転 | |
岩槻区役所線 | 県営表慈恩寺団地 | 慈恩寺観音 | さいたま市コミュニティバス | 平日運転 |
隣の駅
- 東武鉄道
- テンプレート:Color東武アーバンパークライン
1931年(昭和6年)から1950年(昭和25年)まで岩槻 - 豊春間に渋江駅(しぶええき)があった。位置は東岩槻駅より元荒川を越えた岩槻駅寄りであり、現行の「渋江」バス停がある周辺(旧地名・渋江町のあった地域)である。