ワトー

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ワトー(Watto)は、映画スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の人物(エイリアン)である。日本語版の吹き替えは麦人が担当した。

概要

彼は惑星タトゥイーン宇宙船中古部品を売る商人で、身長は137cm、小さな羽を忙しなく動かし、飛ぶ事が出来るという、ファンタジー文学から抜け出てきた使い魔のような風貌の人である。惑星トイダリア原住のトイダリアンという種族の出身で、種族的な性質からフォースによる心理操作は通用しない。アナキン・スカイウォーカーシミ・スカイウォーカーが奴隷だった時の所有者でもあった。

基本的には計算高いながらも正直な商人である彼だが、如何せんギャンブルに目が無いという悪徳のために、後に財産をほとんど失うと云う不運に見舞われた。彼自身は種族的なフォース耐性のため心理操作こそ受け付けはしなかったものの、クワイ=ガン・ジンがフォースを使ったダイス賭博のイカサマトリックを見抜けずポッド・レースの賭けに乗る羽目になって負け、子供だったアナキンを譲り渡した。どうもこの時に彼のギャンブラーとしての経歴に負け癖が付いたのか、その後にシミもクリーグ・ラーズという男に売っている。なおクリーグは後にシミを後妻として迎えた。

中古部品を扱う商人ながら機器の整備に関する技量に怪しく、アナキンがいた頃はアナキンに、アナキンがいなくなってからはドロイドに資材の整備補修をやらせていた。

性格

口が悪く若干偽悪趣味的なところがあり、奴隷であった頃のアナキンとシミは彼の所有物であったため、悪態や暴言を吐くことはあるものの、幼いアナキンに対する彼の態度は、むしろ無理な労働を強いるようなこともせず、掃除など彼に与えた仕事が片付けば早く切り上げさせ自由に遊ばせたり、彼を「アニー」と愛称で呼んで可愛がる、また、ポッドレースへの出場も許していたなど、叔父等のそれに近い。

この彼の偽悪趣味に関しては、ギャンブルに目が無いギャンブラーとして悪びれる様子もなく、商品に悪戯をしてしまったアナキンを罵ったりもしているが、エピソード2で青年となったアナキンと再会した時には、「アニーじゃないか」と素直に再会を喜んでいた(喜びつつもアナキンに借金取立てを頼もうとしたが、話を逸らされ断念した)。また、母を売った事に関して聞かれると開口一番に謝罪している。

ワトーの店

彼の宇宙船中古部品をも扱う店は品揃えが豊富なようで、店内には修理されたドロイドも売られており、クワイたちが必要としたハイパードライブ用の宇宙船部品はもちろん、店の裏のジャンクヤードには『2001年宇宙の旅』に登場したスペースポッドまでが転がっていた。

アナキンが青年となるころには店も零落しており、店舗も手放し、露店で小さなジャンクを売るのみとなっていた。

関連項目

テンプレート:スター・ウォーズ・シリーズes:Watto hu:A Csillagok háborúja mellékszereplőinek listája#Watto