ヤブモズ亜科 (Sibley)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤブモズ亜科(Malaconotinae)は、鳥類スズメ目の亜科として提唱された分類群である。
エチオピア区(サハラ以南のアフリカ)と東洋区(南アジア・東南アジア)に生息する。
分類と系統
Sibley & Ahlquist (1990) により、メガネヒタキ科 テンプレート:Sname・ヤブモズ科 テンプレート:Sname・オオハシモズ科 テンプレート:Sname、および分類に諸説あったいくつかの属を合わせた群として提唱された。現在では系統的には、彼らが含めなかった、伝統的にはサンショウクイ科 テンプレート:Sname だったヒタキサンショウクイ属 テンプレート:Snamei が含まれる。
ヤブモズ亜科は
の3つの単系統に分かれる[1][2]。Sibley & Ahlquist はヤブモズ亜科をヤブモズ族 テンプレート:Sname(ヤブモズ科)とカブトモズ族 テンプレート:Sname(それ以外)に分けたが、カブトモズ族の単系統性は不確実である。
国際鳥類学会議 (IOC)[3]は、テンプレート:En の中にメガネモズ科 テンプレート:Sname・モズサンショウクイ科 テンプレート:Sname を新設し、5科に分類している。
ヤブモズ亜科は、フエガラス科 テンプレート:Sname +モリツバメ科 テンプレート:Sname などと近縁である[2][4]。Sibley & Ahlquist はそれらの近縁なグループごとカラス科 テンプレート:Sname に分類したが、カラス科とは同じカラス上科であるものの上科の中では疎遠である[5][2]。