セキレイ亜科 (Sibley)

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セキレイ亜科(Motacillinae)は、鳥類の分類名のひとつ。

Sibley分類体系上の位置

テンプレート:Sibley

種リスト

Dendronanthus

  1. Dendronanthus indicus, w:Forest Wagtail, イワミセキレイ

Motacilla

  1. Motacilla alba alba, w:White Wagtail, タイリクハクセキレイ
  2. Motacilla alba lugens, w:Black-backed Wagtail, ハクセキレイ
  3. Motacilla alba ocularis, w:White Wagtail, タイワンハクセキレイ
  4. Motacilla alba leucopsis, w:White Wagtail, ホオジロハクセキレイ
  5. Motacilla grandis, w:Japanese Wagtail, セグロセキレイ
  6. Motacilla madaraspatensis, w:White-browed Wagtail, オオハクセキレイ
  7. Motacilla aguimp, w:African Pied Wagtail, ハジロハクセキレイ
  8. Motacilla capensis, w:Cape Wagtail, サメハクセキレイ
  9. Motacilla flaviventris, w:Madagascar Wagtail, マダガスカルセキレイ
  10. Motacilla citreola, w:Citrine Wagtail, キガシラセキレイ
  11. Motacilla flava, w:Yellow Wagtail, ツメナガセキレイ
  12. Motacilla cinerea, w:Grey Wagtail, キセキレイ
  13. Motacilla clara, w:Mountain Wagtail, ハイイロハクセキレイ

Tmetothylacus

  1. Tmetothylacus tenellus, w:Golden Pipit, マキバドリモドキ

Macronyx

  1. Macronyx croceus, w:Yellow-throated Longclaw, キムネツメナガタヒバリ
  2. Macronyx fuellebornii, w:Fuelleborn's Longclaw, キノドツメナガタヒバリ
  3. Macronyx capensis, w:Cape Longclaw, アカノドツメナガタヒバリ
  4. Macronyx flavicollis, w:Abyssinian Longclaw, チャバラツメナガタヒバリ
  5. Macronyx ameliae, w:Rosy-throated Longclaw, ベニバラツメナガタヒバリ
  6. Macronyx aurantiigula, w:Pangani Longclaw, ササフツメナガタヒバリ
  7. Macronyx grimwoodi, w:Grimwood's Longclaw, クロスジツメナガタヒバリ

Anthus

  1. Anthus sharpei, w:Sharpe's Pipit,
  2. Anthus chloris, w:Yellow-breasted Pipit, キテンタヒバリ
  3. Anthus lineiventris, w:Striped Pipit, スジハラタヒバリ
  4. Anthus crenatus, w:Yellow-tufted Pipit, フナシイワタヒバリ
  5. Anthus cinnamomeus, w:African Pipit, アフリカマミジロタヒバリ
  6. Anthus camaroonensis, w:Cameroon Pipit, カメルーンマミジロタヒバリ
  7. Anthus hoeschi, w:Mountain Pipit, ヤママミジロタヒバリ
  8. Anthus richardi, w:Richard's Pipit, マミジロタヒバリ
  9. Anthus rufulus, w:Paddyfield Pipit, ヒメマミジロタヒバリ
  10. Anthus novaeseelandiae, w:Australasian Pipit, オーストラリアマミジロタヒバリ
  11. Anthus leucophrys, w:Plain-backed Pipit, チャイロタヒバリ
  12. Anthus vaalensis, w:Buffy Pipit, スジナシタヒバリ
  13. Anthus pallidiventris, w:Long-legged Pipit, アシナガタヒバリ
  14. Anthus melindae, w:Malindi Pipit, シロハラタヒバリ
  15. Anthus campestris, w:Tawny Pipit, ムジタヒバリ
  16. Anthus godlewskii, w:Blyth's Pipit, コマミジロタヒバリ
  17. Anthus berthelotii, w:Berthelot's Pipit, カナリータヒバリ
  18. Anthus bannermani, w:Bannerman's Pipit, カメルーンタヒバリ
  19. Anthus latistriatus, w:Jackson's Pipit, ケニアタヒバリ
  20. Anthus similis, w:Long-billed Pipit, ハシナガビンズイ
  21. Anthus nyassae, w:Woodland Pipit, アンゴラタヒバリ
  22. Anthus brachyurus, w:Short-tailed Pipit, ヒメタヒバリ
  23. Anthus caffer, w:Bush Pipit, クサハラタヒバリ
  24. Anthus sokokensis, w:Sokoke Pipit, ウロコタヒバリ
  25. Anthus trivialis, w:Tree Pipit, ヨーロッパビンズイ
  26. Anthus hodgsoni, w:Olive-backed Pipit, ビンズイ
  27. Anthus gustavi, w:Pechora Pipit, セジロタヒバリ
  28. Anthus pratensis, w:Meadow Pipit, マキバタヒバリ
  29. Anthus cervinus, w:Red-throated Pipit, ムネアカタヒバリ
  30. Anthus roseatus, w:Rosy Pipit, チョウセンタヒバリ
  31. Anthus petrosus, w:Rock Pipit, ヨーロッパタヒバリ
  32. Anthus spinoletta, w:Water Pipit, タヒバリ
  33. Anthus rubescens, w:American Pipit, アメリカタヒバリ
  34. Anthus sylvanus, w:Upland Pipit, コウゲンタヒバリ
  35. Anthus nilghiriensis, w:Nilgiri Pipit, ニルギリタヒバリ
  36. Anthus correndera, w:Correndera Pipit, セジマタヒバリ
  37. Anthus antarcticus, w:South Georgia Pipit, サウスジョージアタヒバリ
  38. Anthus spragueii, w:Sprague's Pipit, ヤブタヒバリ
  39. Anthus furcatus, w:Short-billed Pipit, コバシタヒバリ
  40. Anthus hellmayri, w:Hellmayr's Pipit, ウスイロタヒバリ
  41. Anthus bogotensis, w:Paramo Pipit, アンデスタヒバリ
  42. Anthus lutescens, w:Yellowish Pipit, キイロタヒバリ
  43. Anthus chacoensis, w:Chaco Pipit, ウスキイロタヒバリ
  44. Anthus nattereri, w:Ochre-breasted Pipit, キムネタヒバリ
  45. Anthus gutturalis, w:Alpine Pipit, パプアタヒバリ

民俗、伝承

日本神話では、イザナギイザナミに交合の術を教えたのはセキレイである。 彼らがいまだ性交を知らなかった頃に、セキレイが首尾を揺るがすのを見て、性交を学んだ。 婚礼の調度に鶺鴒台があるのはそれに由来する。 日本各地にはセキレイにまつわる伝承がある。 静岡県三島、広島県などではセキレイを神の鳥と称し、みだりに捕らえないのは神使以上に神に交道を教えた万物の師の意味があるという。 熊本県南関では子供らがムギわらでセキレイの形を製し、「したたきたろじゃ、今日は石ゃないぞ、あした来て叩け」と囃しながら、脚を持って頭尾を上下に動かして遊んだ(動植物方言及民俗誌)。 生息地のひとつ岐阜県高山では、セキレイをいじめると、「親死ね、子死ね、鍋も茶碗も破れて終え」と鳴いて呪うという。 伊勢神宮の神衣大和錦にはセキレイの模様があるという(和訓栞)。 台湾アミ族の神話では、東海の孤島ボトルに男女2神が天下り、ホワック(セキレイ)が尾を振るのを見て交合の道を知った(生蕃伝説集)。 中国の「詩経」には「背令」とあるが、身体の背部を揺るがす意味があるかはつまびらかにしないという。

セキレイはまた、トツギドリ、トツギオシエドリ、トツギマナビドリ、ツツナワセドリ、ツツマナバシラ、ミチオシエドリなどの別名がある。 その別名は、英語の wagtail と同じく尻を振り動かす意が多く、ついで尾で物を叩く意、動作の形容、出現の時期場所に関するもの、飛翔の時に発するチチンチチンという鳴声に関するものなどがある。

日本書紀ではセキレイは「にはくなふり」と称され、その語源について、諸説ある。

テンプレート:Sisterca:Motacillidae