動物園駅 (愛知県犬山市)
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動物園駅(どうぶつえんえき)は、かつて愛知県犬山市犬山にあった、名鉄モンキーパークモノレール線の駅。同線の終点駅。
当駅は日本モンキーパークの敷地内にあり、基本的には入・出場時に乗車券(運賃)の他に同施設の入場料金が必要であったが、改札内にあまり知られていない改札口も存在しており、モノレール線の利用だけの乗降も可能であった。しかし、一般道からはまるで秘境駅の様相であった。また、団体客向けにホームへ直接移動できる通路も設置されていた。
現在はモノレール車両の静態保存場所として利用されている。
駅構造
単式1面1線ホームの地平駅。前述の通り、駅の改札口がそのまま日本モンキーパークの入園口となっていたが、公道に出られる改札口もあった。レストランカフェ「ジャングリラ」が駅舎の上層部に設置されており、現在も営業中である。きっぷうりばは改札外にあり、日本モンキーパークから帰りにモノレールを利用する時に乗車券を発売していたが、一般道からモノレールを利用する時は改札内で発売していた。自動券売機はなかった。線路は当駅を出て数十メートル先まで続いていた留置線まで伸び、増結編成の留置および整備に利用されていた。
駅周辺
歴史
- 1962年(昭和37年)3月21日 - 開業。
- 2008年(平成20年)12月28日 - モンキーパークモノレール線廃線により廃止。
- 2009年(平成21年)3月19日 - MRM100形モノレール車両MRM101-MRM201を駅跡地に静態保存。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- モンキーパークモノレール線
- 成田山駅 - 動物園駅