妖精
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妖精(ようせい、fairy)とは、西洋の伝説・物語などで見られる、自然物の精霊[1]。主としてフェアリーの訳語である。中国では、もともと妖怪や魔物を指して使われていた[2]。
ヨーロッパの妖精
シェークスピアの『夏の夜の夢』に登場するオベロンやパックなどが有名。
東洋の妖精
時代や地方によって多少の差異はあるが、中国における「妖精」という言葉は、「妖怪」「妖魔」などと同様、魑魅魍魎を指す一般名詞であった。
伝承における妖精の差異
詩、戯曲においては、妖精は小柄で可愛らしい存在として描写されるが、その他の伝承においては、巨漢であったり、天使のように荘厳な存在として描かれることもある。[3]
未確認生物としての妖精
近現代において妖精は度々写真に撮られたりミイラが見つかったりして世間を騒がせることがある。
- イギリスの南ロンドンの一般家庭の庭で撮影された写真の中に妖精と思わしき物体が写り込んでいた。真相についてはコティングリー妖精事件を参照。
出典
- ↑ 『広辞苑 第四版』。英語のフェアリー(fairy)のみを挙げている
- ↑ 『西遊記』や『封神演義』に記述が見られる。安能務 訳 『封神演義(上)』 講談社文庫 P50
- ↑ ブレンダ・ローゼン「妖怪バイブル」(ガイアブックス) 256ページ