ピーピー諸島
ピーピー諸島(ピーピーしょとう、Koh Phi Phi、タイ語は เกาะ พีพี)はタイ王国・南部、クラビー県にある諸島の名前。
地理
諸島は北のピーピー・ドーン島を中心に、ハートクラーン島、バンブー島、モスキート島があり、南にはピーピー・レー島を中心にサーマー島、マーヤー・ノーク島、ビーダー・ナイ島、ビーダー・ノーク島がある。ピーピー・ドーン島は、二つの石灰岩質の島が元々あり、その間が砂州で繋がった構造となっている。周辺の多くの島も石灰岩質であり、鍾乳洞や海食洞などをみることができる。
住民と文化
住民は主にイスラーム教徒のタイ族と、シー・ジプシー。タイ人の間ではリゾートとして、外国人観光客の間ではマリンスポーツでにぎわっている。言語は、タイ語や英語が主体であるが、北欧の観光客に対応するためにスウェーデン語なども一部の店舗で使用される。
観光
元々はいろいろあるビーチのうちの一つ選択肢でしかなかったが、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』でロケ地として選ばれたことにより、内外からの観光客が激増し、カオサン通りのような無国籍な街となった。本来農業を営んでいた農民はこれにより、観光業に従事するものが多くなった。これにより島民の収入が増した一方で、物価も本土に比べ著しく上昇した。また、増え続ける観光客のため市街地が異常に拡大され、元々広い平地を持たない島は、山を伐採してでも宿泊施設を建てるようになり、これに『ザ・ビーチ』の映画撮影で元から進んでいた環境破壊が加わって、諸島の自然環境が激しく悪化した。有人島であるピーピー・ドン島近辺の珊瑚礁も、破壊が著しい。岩山を活用したロッククライミングも行われている。ダイビングも盛んであるが、さんご礁の保護には無頓着である。
地震の影響
2004年、スマトラ島沖地震による津波が島を襲い、日本人を含む多数の死者を出した。特にトンサイ湾とロダーラム湾に挟まれた平地部分は壊滅状態となったが、島の東部ロバーカオ湾等のビーチは全く影響を受けなかった。
アクセス
海路のみのアクセスしかできない。プーケット、クラビーより定期便がある。また、ピーピー・レー島(ピピ・レイ島)にはビーチがあるが、宿泊施設はないためピーピー島から船を雇っての日帰りで訪問となるが、マヤ・ビーチで1泊のキャンプを行うツアーが開催されており、それを利用すると同島に宿泊することが出来る。