Plamo Linux
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox OS Plamo Linux(プラモ・リナックス)はLinuxディストリビューションの一つ。Slackwareを基本に開発された[1]。
特徴
RPMやPortageのようなパッケージシステムを持たないため、構成がきわめてシンプルになっている。そのため、カスタマイズが非常に簡単にできる。また、Version 3.xまではNEC PC-9821/9801シリーズもサポートされていた。日本で開発されたディストリビューションであるため、日本語環境は特に充実している。
2011年12月31日にはx64に対応したPlamo64-1.0が暫定リリースされ[2]、1年を経た2012年12月30日にPlamo5.0としてx86版・x64版を同時リリースしている[3]。
名前の由来
もともとはSlackwareを剽窃するという意味の"Plagia"から"Plagiaware"という名前を用いていたが、英語圏では否定的な意味が強い言葉であるため、メーリングリストで募集された中にあった"Plamo"に決定した[1]。Linuxの持つホビー性を大切にするという開発のモットーがこの名前に現れている。
歴史
- 1997年夏 - こじまみつひろによって開発が始まる[1]
- 1998年5月24日 - Plamo Linuxに改名
- 1998年6月20日 - Plamo Linux 1.0 リリース
- 2000年4月23日 - Plamo Linux 2.0 リリース
- 2002年9月23日 - Plamo Linux 3.0 リリース
- 2004年6月25日 - Plamo Linux 4.0 リリース
- 2006年10月5日 - Plamo Linux 4.21 リリース
- 2007年10月3日 - Plamo Linux 4.22 リリース
- 2008年10月16日 - Plamo Linux 4.5 リリース
- 2009年2月25日 - Plamo Linux 4.6 リリース
- 2009年10月1日 - Plamo Linux 4.7 リリース
- 2012年12月30日 - Plamo Linux 5.0 リリース[3]
- 2013年5月27日 - Plamo Linux 5.1 リリース[4]
開発組織
plamo-maintainer-MLの関係者(約10名)を中心にして行われている[1]。CVSリポジトリなどは公開されていない。