チエンマイ県
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テンプレート:基礎情報 行政区画 チエンマイ県(チェンマイ県とも)はタイ・北部の県(チャンワット)の一つである。チエンラーイ県、ランプーン県、ランパーン県、ターク県、メーホンソーン県と接し、ミャンマーとの国境を有する。
地理
県内には多くの山・山脈が存在する。県南部はチャオプラヤー河の大きな支流で、チエンダーオ山に源流を発するピン川が流れている。県内にあるインタノン山(標高2,575メートル)はタイ最高峰の山で、チエンマイ市内から西に位置する。気候は高地であるため、中央平原部より穏やかである。県内には多数の国立公園を抱える。
歴史
チエンマイ県は1296年以来ラーンナータイ王国の首都であったが、1599年にアユタヤに占領され、主権を失った。1782年にはカーウィラ王がラーマ1世によってその主権が再び認められたが、ラーマ5世(チュラーロンコーン)のチャクリー改革の一環で、中央政府のコントロールの下に置かれた。
民族構成
タイ人が多数を占めるほか、13.4%の人口が少数民族でその内訳はモン族、ヤオ族、ラフ族、リス族、テンプレート:仮リンク、カレン族などである。
県章
白象がチエンマイの県章となっている。これはチエンマイ王朝のタンマランカー王が白象をラーマ2世に送ったことがきっかけとなっている。象を包む絵柄はタイ式の離宮を象徴するもので、白象を包み込むことで、仏教が発展していることを示している。 県木・県花はともに、ハナモツヤクノキ(テンプレート:Snamei)。 |
行政区
チエンマイ県は24の郡(アムプー)に分かれ、その下に204のタムボン、1915の村(ムーバーン)がある。