津島ノ宮駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
津島ノ宮駅(つしまのみやえき)は香川県三豊市三野町大見にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅である。臨時駅のため、駅番号は付されていない。
毎年8月4日・5日の津島ノ宮(津嶋神社)の夏季大祭開催日のみ営業するため[1]、大型時刻表に出るのは夏の臨時列車が掲載される6 - 8月号のみ。なお、長期休止中の駅を除くと日本一営業日数の少ない駅である。
駅構造
- 単式1面1線の地上駅である。カーブの途中にホームがあるため、列車は傾いた状態で停車する。このため車両とホームの間が開いた箇所があり、列車の停車時には職員が児童などの下車を手伝う目的で車両の扉付近で待機している。
- ホームの後ろのスペースに椅子を並べたテントを設けて、待合室としている。
- 木造平屋建ての駅舎があり、車内補充券の発券機を使って近距離の乗車券を発売する。改札口も有人で対応するため、この駅の改札スタンプも存在する。
- 駅看板は、開業日のみ切符売り場上に吊り下げて対応(開業日以外は駅舎内に収納)していたが、2013年に「SHIKOKU SMILE STATION」の一環で「つしまのみやえきちゃん」を模した駅看板に変更された。また、切符売り場周りも白に塗り直された。
- 駅舎の線路側にある年間を通じて常置の駅看板は、同じ予讃線にある箕浦駅の物を再利用している(近くからみると、うっすらと「箕浦駅 MINOURA STATION」と読み取れる)。
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2010 | 6 |
2011 | 7 |
営業時間
両日とも営業時間が異なり、2011年までは例年、8月4日が7時頃 - 23時頃、5日が8時頃 - 15時30分頃となっていた。2012年以降は大幅に短縮され、8月4日が9時 - 22時、5日が9時 - 13時となっている。
駅周辺
- 津島ノ宮(津嶋神社)
- 香川県道21号丸亀詫間豊浜線
- 香川県道221号宮尾高瀬線
- 三豊市コミュニティバス詫間三野線 東久保谷停留所(開設時以外に利用できる公共交通機関)
歴史
- 1915年(大正4年)5月7日 - 津島ノ宮仮乗降場として開業。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 臨時駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により、四国旅客鉄道の駅となる。
- 2013年(平成25年)12月22日 - 「予讃線(多度津駅~観音寺駅間)開通100周年記念コンサートin津嶋ノ宮(みとよ)」開催のため、臨時営業。当駅発着の臨時列車『ふるさと列車「三豊市民号」』運行[2]。
隣の駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 一ノ堰六地蔵尊駅 - 当駅同様、年に2日間のみ開設される駅。ただし、開設・廃止を繰り返している。
- 江若交通バス 高島今津線 - かつての江若鉄道を継承したバス路線であるが、白鬚神社大祭の9月5日にしか運行されない。ただしバス停は通年で設置されている。
- ↑ ただし、2013年に限り、予讃線開通100周年記念イベントを周辺で行った関係で12月22日にも営業した。
- ↑ 「予讃線(多度津駅~観音寺駅間)開通100周年記念コンサートin津嶋ノ宮(みとよ)」の開催について - 四国旅客鉄道株式会社・三豊市、2013年11月29日、2013年12月1日閲覧。