ラジオ文芸館
『ラジオ文芸館』(ラジオぶんげいかん)はNHKラジオ第1放送で毎週土曜日の8:05-8:45に放送されている朗読番組。
概要
全国各地のNHKアナウンサーが週替わりで朗読、及び殆どの回では演出効果(大阪局など、地方発である場合は朗読と演出を別々のアナウンサーがする場合もある)を担当し、日本を代表する文芸作家の作品を紹介する。
1993年スタートで、以前は『ラジオアングル』(土曜日放送。のちの『土曜ジャーナル』)に月1回ペースで放送されていた「ラジオアングル文芸館」というタイトルでの番組だったが、その後独立し毎週の放送になった。2008年4月からは『新日曜名作座』の開始に伴い、日曜日から土曜日の同時間帯に移動(随時『土曜ジャーナル』を系譜する報道特集番組を編成)した(日曜日時代は高校野球期間中はこの時間に『日曜討論』<通常は日曜朝9時放送>を流す関係上休止となった)。
なお、2011年3月までは原則として毎週土曜日22:15-22:55に放送され、2010年4月から最終週は沖縄熱中倶楽部を放送するため休止となるが、その一つ前の週(第3週か、5週ある場合の第4週)の放送は過去の作品で再放送の要望が多かったものを取り上げる「文芸館アンコール」となる。一部の地域では、アンコール放送週の放送を差し替え、より地域にこだわった内容としているところもある。その内容が当番組で流されることもある。
- 北の文芸館(北海道ネットワーク。2010年度は12月18日に中断ニュースをはさんだ2部構成で放送。そのため当番組とふるさと自慢コンサートは休止)
- 南の文芸館(九州・沖縄ネットワーク。2007年度〜)
2011年4月から現在の土曜8:05からの放送となり、高校野球、近代オリンピック期間中など特別編成でない限り毎週の放送となった。これにより番組は「新作月3本(第1-3週)、アンコール月1-2本(第4・5週)」というパターンになった。ただし4週のみの場合、「新作・アンコール各2本ずつ(第1・2週新作、第3・4週アンコール)」というパターンもある。また8月の高校野球期間には、その前後2-3回(第1・4・5週)に新作を放送して、高校野球に当たる第2・3週は雨天中止や開始時間の延期、ないしは予め3試合以下しか組まれず9時以後に試合が行われる場合の予備番組を想定してアンコールとする場合もある。
番組のテーマ曲は、讃美歌第二編192番「シャロンの花」である。番組冒頭や、場合によっては番組の終わりに流れることもある。
主に担当する機会が多いアナウンサー
- 大出岳史(NHK放送文化研究所研究員)
- 阿部陽子(NHKラジオセンター<現・ディレクターなど製作要員>)
- 大沼ひろみ(NHK福井放送局)
- 富本修志(NHK放送研修センター・日本語センター)
- 滝島雅子(NHK放送文化研究所研究員)
- 二宮正博(NHK放送センターシニア嘱託スタッフ)
- 山田敦子(NHK放送研修センター・日本語センター)
- 小野卓司(NHK放送センター)
- 以下フリーになってからも不定期で出演する元NHKアナウンサー
- 殆どはNHK放送センターアナウンス室、NHKラジオセンターやNHK放送研修センター・日本語センターに属するアナウンサーの出演が多いが、上述のアナウンサーは地方局在籍の時でも比較的担当頻度が多い。フリーという形で参加する上掲3氏も、NHK文化センターや日本語センターでの朗読・話し言葉の教室講師などで携わることが多い。
- 逆にスポーツアナウンサー系の出演は田代純(NHK神戸放送局)など極まれである。
- 平均で毎月1回程度は東京以外の地方局のアナウンサーの出演もあったり、リレー競作で複数アナウンサーが朗読する場合もある。
関連項目
- 新春・朗読への招待 - 毎年正月3が日にラジオ第2放送、1月中旬にラジオ第1・FMの『ラジオ深夜便』で放送。
- 私の本棚(終了)
- 朗読 (ラジオ番組)
- 以下は児童向け学校放送番組
(2011年現在ラジオ第2で唯一9 - 30-9:45に編成)