陸奥市川駅
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陸奥市川駅(むついちかわえき)は、青森県八戸市大字市川町字和野前山にある、青い森鉄道青い森鉄道線の駅である。
歴史
- 1926年(大正15年)11月5日 - 轟信号場(とどろきしんごうじょう)として開設。
- 1944年(昭和19年)10月11日 - 駅に昇格(旅客・貨物扱い開始)。同時に陸奥市川駅に改称。
- 1965年(昭和40年)6月30日 - 尻内(現:八戸) - 陸奥市川間複線化。この3年後に東北本線の全線複線化が完成する。戦後の一時期は、自衛隊駐屯地の引込み線が存在した。
- 1971年(昭和46年)10月1日 - 貨物の取扱いを廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 陸奥市川駅長が廃止され、八戸駅長管理下となる。(駅員配置は八戸駅派遣により継続)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本に移管。
- 1999年(平成11年) - 無人化。
- 2010年(平成22年)12月4日 - 東北新幹線全線開業に伴い、青い森鉄道に移管。
駅構造
単式ホーム2面2線を有する地上駅である。下りホームの2番線は線路が撤去されている。互いのホームは跨線橋で連絡している。
八戸駅管理の無人駅。自動券売機が設置されている。JR時代は駅員が配置されていた(末期は八戸駅からの駅員派遣)。但し、朝の通勤・通学の時間帯のみ集改札を行う係員が配置される。
のりば
1 | テンプレート:Color青い森鉄道線(上り) | 八戸・三戸方面 |
3 | テンプレート:Color青い森鉄道線(下り) | 三沢・青森方面 |
駅周辺
駅前は商店が1件だけ存在する。宿泊施設や歓楽街は徒歩10分程度の桔梗野地区に集中している。
- 陸上自衛隊八戸駐屯地
- 八戸警察署市川駐在所
- 桔梗野郵便局
- 八戸飛行場
- 南部山公園
- ハイテクパーク
- 北インター工業団地
- 桔梗野工業団地
- 八戸西霊園
- 多賀台団地
- 俊公園(障害者福祉施設)
- 市川トンネル(東北新幹線)
- 青森県道167号陸奥市川停車場線
バス路線
- 『陸奥市川駅前』(むついちかわえきまえ)
これまで駅前に乗り入れるバスは朝夕数本の発着があるだけで、徒歩3分ほどの場所にある「陸奥市川駅通」バス停の方が本数が多かったが、市営バスと南部バスは2011年4月1日のダイヤ改正より、バス停の位置を駅前構内から構外の道路沿いへ移設を行うと共に、経路変更を実施した上で全便停車することになった(ただし十和田観光電鉄については経路変更を実施せず、旧経路のまま「陸奥市川駅通」での乗り降りとなる)[1]。
市営は「陸奥市川駅前」、南部は「陸奥市川駅」(南部は「通」が入らない)と表記が異なる。陸奥市川駅前が終点だった時の行き先番号は「64番」。バスの車内放送では市営では「陸奥市川駅通」、南部バスでは「陸奥市川駅」とこちらも異なる。
- 『陸奥市川駅通』(むついちかわえきどおり)
その他
- 第二次世界大戦中、八戸飛行場のために信号場から駅へと昇格された。
- 戦後には米軍進駐に伴い構内は大幅に拡張され、その大きな駅舎は米軍をして「東北の白象」と呼ばしめた[2]。
- 日本国有鉄道(国鉄)・東日本旅客鉄道(JR東日本)時代には、特急はつかりが1日1往復停車していた時期もあった。
隣の駅
- 青い森鉄道
- テンプレート:Color青い森鉄道線
脚注
関連項目
外部リンク
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- ↑ 「消えゆく東北本線/12 陸奥市川駅 東北の白象と…」 毎日新聞青森版 2010年6月24日付