グスタフ・グレーブス
テンプレート:架空の人物 グスタフ・グレーヴス(テンプレート:Lang-en)は、映画007シリーズの『007 ダイ・アナザー・デイ』に登場する架空の人物(演:トビー・スティーブンス)。
概要
表向きはイギリスのダイヤモンド王で環境保護主義者であるが、裏では軍事転用可能な人工衛星“イカルス”(人工太陽とも呼ばれ、レーザー光線を発射する)で北緯38度線を侵略しようと計画していた。正体は北朝鮮の指導者の息子、ムーン大佐(演:ウィル・ユン・リー)である。
14ヶ月前にボンドによって滝壺に落とされ命を落としたと思われたが、救出され密かにキューバで遺伝子組み換え手術を受け、グスタフ・グレーヴスと名乗るようになった。手術の影響で超人的な能力を手に入れ、スカイダイビングやフェンシングなどはほぼ無敵の状態であった(ボンド以外)。また、別人に成りすますべく手術の中で新しい性格を形作るが、これのモデルは自分にとって印象に残ったボンドを参考にし、以前よりも生意気で、皮肉の効いたジョークを飛ばすようになった。その一方、滝壷に落とされ死にかけた後遺症で不眠症となり、マスコミに対して「人生は一度きり。寝るのはムダだ」と言い放つが、実際には「ドリーム・マシン」という装置を用いて擬似的な睡眠を行い、脳を休めていた。
秘書のミランダ・フロストとはムーンがハーバード大学に留学していた時代に親交があり、シドニー・オリンピックに出場していたミランダのフェンシングの対戦相手を薬物で失格させ、イギリス諜報部に所属していた彼女を寝返らせた。
北朝鮮に帰国後、抱き込んでいたタカ派の将軍たちと図ってクーデターを起こし、父親のムーン将軍を幽閉する。最終的には息子の暴走を止めようとする将軍を殺害するが、その後ボンドとの戦闘中、パラシュートを無理矢理開かされ、数秒間耐えるも自身が装着していたパワードスーツの電気を逆流させられアントノフ製の軍用機のエンジンに吸い込まれ死亡した。
関連項目
- ザオ - グレーブスの右腕。