陸前原ノ町駅
陸前原ノ町駅(りくぜんはらのまちえき)は、宮城県仙台市宮城野区五輪二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地下駅で、石巻方から仙台トンネルに進入してすぐの場所に設置されている。駅舎は地上にある。なお、仙石線地下化工事開始以前は2面3線であり、構内には陸前原ノ町電車区の留置線が広がっていた。駅東側には陸前原ノ町車掌区もあり、仙石線運行の拠点であった。
地下化工事進行により陸前原ノ町駅は地上線時代の駅舎(初代)及びホームが建っていた場所に現在の駅舎が建つことになり、陸前原ノ町電車区の敷地を本線が横切る形で1996年(平成8年)に路線変更が行われ、2000年(平成12年)3月の地下区間開業まで仮駅舎(2代目)で営業を行っていた(仮ホームは2線2面)。したがって現在の駅舎は3代目にあたる。
直営駅(駅長・助役配置)。管理駅であり、榴ヶ岡駅 - 福田町駅間の各駅を管理下におく。
みどりの窓口(営業時間 6:10~21:00)、自動券売機、自動改札機設置。有人改札とみどりの窓口はカウンター化されている。またキオスクもある。
JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。
のりば
1 | テンプレート:Color仙石線(下り) | 多賀城・本塩釜・松島海岸・高城町方面 |
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2 | テンプレート:Color仙石線(上り) | 仙台・あおば通方面 |
利用状況
2013年度の1日平均乗車人員は3,881人である。
乗車人員推移 | |
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年度 | 一日平均乗車人員 |
1999 | 3,506 |
2000 | 3,561 |
2001 | 3,554 |
2002 | 3,522 |
2003 | 3,567 |
2004 | 3,610 |
2005 | 3,644 |
2006 | 3,566 |
2007 | 3,637 |
2008 | 3,618 |
2009 | 3,538 |
2010 | 3,354 |
2011 | |
2012 | 3,620 |
2013 | 3,881 |
駅周辺
- 仙台市宮城野区役所 - 徒歩1分
- 国道45号 - 徒歩1分
- 仙台東郵便局(ゆうちょ銀行仙台東店併設) - 徒歩5分
- 仙台市立仙台工業高等学校 - 徒歩15分
- 宮城野区文化センター(旧駅・電車区跡地に建設予定)
- 栄光ゼミナール原町校
- 進学プラザモア原町校
- 仙台市立原町小学校
歴史
仙台城下町から石巻湊(仙台藩の主要港)に向かう石巻街道において、仙台を出て最初にある原町宿(はらのまちじゅく)を起源とする。江戸時代には、仙台の外港・塩竈湊から舟入堀・七北田川・舟曳堀を経由して終点の苦竹舟溜まで来た船荷が、牛車で原町宿まで運ばれて米蔵に入れられた。すなわち、原町は仙台の東のターミナルであった。
明治以降、塩竈や石巻に繋がる鉄道が敷かれたことで原町は物資のターミナルの地位を失ったが、仙台の市街地拡大で仙台市電の電停が置かれ、街の東端の地位になった。仙台が政令指定都市になる際には宮城野区役所が駅前に置かれ、原町宿以来の人が集まる場所の地位を取り戻した。
陸前原ノ町駅のある所在地は仙台市宮城野区五輪(ごりん)二丁目だが、1965年(昭和40年)までは原町南目(はらのまちみなみのめ)字五輪であり、駅開業時は宮城郡原町だったことから、町名を駅名に採用している。このように本来の地名、原町に「ノ」は入らない。地下化前の1991年(平成3年)までは電車区(陸前原ノ町電車区。福田町駅付近へ移転し宮城野電車区→現在は仙台車両センター宮城野派出)があり、この駅始発・終着の列車も多かった。
- 1925年(大正14年)6月5日 - 宮城電気鉄道の駅として開業。
- 1944年(昭和19年)5月1日 - 宮城電気鉄道国有化により、国鉄の駅となる。
- 1948年(昭和23年)5月5日 - 仙台市電原の町線開業、原町駅前電停開設。
- 1976年(昭和51年)4月1日 - 仙台市電廃止により、原町駅前電停廃止。
- 1986年(昭和61年) - 陸前原ノ町車掌区廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本に継承。
- 1991年(平成3年)3月 - 陸前原ノ町電車区閉所。宮城野電車区(福田町)へ移転。
- 2000年(平成12年)3月11日 - 地下化。
- 2003年(平成15年)
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color仙石線
- テンプレート:Color快速
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速