テーテュース
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テーテュース(テンプレート:Lang-grc-short, テンプレート:Lang-la-short)とは、ウーラノスとガイアの娘であるティーターン。また、オーケアノスの妻で、3,000人の河神の息子と、オーケアニデスと総称される3,000人の海や泉、地下水の女神の母でもある。長母音を省略してテテュスとも表記される。
彼女の住まいは、太陽の沈む世界の西の果てとされる。
また、ヘーラーをクロノスから匿い、育てたのもテーテュースとされる。
なお、ギリシア神話にはテーテュース(Tethys)とは別にテティス(Thetis)という名前のニュムペーが登場する。
関連事項
自然科学の分野にはテーテュース神に因む呼称があり、「テティス」「テチス」「テテュス」などと呼ばれる。
- テティス海(テチス海、テテュス海)はテーテュース神の名を冠した太古の海洋であり、古地中海の一つ。
- テティス獣類(de:Tethytheria、テティテリア)は、テティス海で進化した古代の哺乳類群の名称。長鼻目、海牛目、および、重脚目。
- 軟体動物であるメリベウミウシ科(Tethydidae)の1種にTethys 属がある(ウィキスピーシーズ参照)。
- テティス (衛星) は、土星の衛星の一つである。
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