油条

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ファイル:Chinese fried bread.jpg
ぶつ切りにした油条

油条北京語: ヨウティヤオ、広東語: ヤウティウ)は中国式の細長い揚げパン

概要

食塩重炭酸アンモニウムを水で混ぜたものに小麦粉(薄力粉)を少しずつ加えながらこねて生地を作る。重炭酸アンモニウムの代わりに重曹を使う場合もあるが、発泡が少ないので、パフのような独特の食感を出しにくくなる。

しばらく寝かせた生地をのしてから包丁で 20-30cm ほどの棒状に切って伸ばし、半分に折って、高温のキツネ色になるまでさっと揚げる。

中国や香港台湾などでの朝食に、豆腐脳zh)、豆乳の添え物としてよく食べられる。また中国料理点心飲茶の際に供されることもある。また、天津煎餅の中に巻いたり、飯糰(ファントゥアン、テンプレート:ピン音テンプレート:注音)というおにぎりに包んで食べることも一般的である。

朝食を提供する食堂などで作られる食品で、パン屋で作られることはない。日本と英語圏では中華パンの一種として紹介されるが、中華圏では麺包(パン)とは呼ばれない。その製法からも厳密にはパンの仲間ではない。

腸粉で包んだものを炸兩テンプレート:ピン音, テンプレート:エツピン) といい、広東で食べられる。

語源

別名炸油条油炸鬼テンプレート:エツピン, ヤウザーグァイ)、油炸檜ともいう。

名前のいわれとして、中国・の時代に、敵国であったと内通して忠臣・岳飛将軍を冤罪で処刑したとされる宰相・秦檜夫婦の不正を憎むあまりに、人々が彼らに見立てて小麦粉で二本の棒を作り、油で揚げて「釜煎りの刑」にすることで恨みを晴らしたためと伝えられている。

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