アサッテ君
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『アサッテ君』(アサッテくん)は、東海林さだおによる日本の漫画作品。『毎日新聞』朝刊に連載中。
概要
1974年(昭和49年)6月16日連載開始。アサッテ君ことヒラ社員の朝手春男を中心とした東海林が得意とするサラリーマン物の作品であり、またアサッテ家を中心としたホームドラマとしても描かれている。現在は4コマ漫画だが、1977年(昭和52年)から1985年(昭和60年)の間は8コマないし7コマ(8コマと同じコマ割で、7コマ目が2コマ分の大きさ)漫画で掲載されていた。2003年(平成15年)11月5日に連載10000回を迎えた。毎日新聞連載の漫画で10000回を達成するのは『まっぴら君』(加藤芳郎作。夕刊連載)に次いでの記録であった。
2014年(平成26年)8月1日掲載分で連載13,616回となり、『まっぴら君』の記録13,615回を抜いて一般の全国紙における連載漫画として最長作品となった(なお、タイトル変更分を含むものとしては佃公彦『ほのぼの君』(東京新聞ほか連載)の15,451回が最長である。また、一般の全国紙以外を含めると泉昭二『ジャンケンポン』(朝日小学生新聞連載)が2013年1月に13,616回を迎え、2014年現在も連載中である)。
登場人物
アサッテ家の登場人物の氏名については作者の東海林が決めていなかったため、一般公募で募集して決定した。登場人物は年を取ることは無い。また東海林の都合で設定が変わることが多いため、ここに書かれた内容が常に正しいとは限らない。
- 朝手春男(アサッテ君)
- この漫画の主人公。ヒラのサラリーマンだが、会社では仕事をしている様子はあまり無い。連日同僚や上司達と共に会社で暇を潰すかのように過ごし、回らない寿司屋に足繁く通っている。恐妻家ではないが、妻秋子には頭が上がらないため、安月給でありながら小遣い0円。おかげで発泡酒を飲むのは恥ずかしい事だという思想を持ち、常にビールを渇望しているが、普段は発泡酒しか飲ませてもらえない。
- 秋子
- 春男の妻。怠け者で意志薄弱で見栄っ張りで浪費家で嫉妬深くて自己中心的という、いいところが何一つ無い女性。
- 家計が苦しいと言ってよく嘆いているくせに、夫に高級ブランド品をねだる、家族には内緒でよく店屋物を頼んで食べているなど、自分のためには平気で無駄遣いをする。 それでいて、母の日のプレゼントを換金する、何かと理屈をつけては夏男の小遣いを削る、家計簿の赤字を子供に金を借りて埋めるなど、家族のためには金を使おうという気持ちがまるで無い。
- 食事で、家族には安い物を食べさせておいて、高級品・おいしいものは自分で独り占めするなど、徹底して自己中心主義。
- 嫉妬深く、近所の人たちが得をすると腹を立て、損をすると大喜びする。
- 意志薄弱で食いしん坊なため、体重は増える一方。よくダイエットに取り組むが、成功したためしは無い。
- 夏男
- 春男の息子。小学校高学年。親の手伝いは屁理屈をつけてやらない、よく親と一緒に訳の分からない事を言っては喜んで、お客が来れば小遣いをせびる、ごく普通な小学生。髪型や身長を除けば、春男と区別が付かない事が多々ある。
- 冬美
- 春男の娘。幼稚園児か、小学校低学年。時折思い出したかのように登場する。
- 昼吉
- 春男の父。息子家族とは家庭内別居しているようである。
- 夕子
- 春男の母。ボケているかどうかよく分からない。顔も登場初期の頃とはかなり変わっている。
- マイ
- 猫。たまにタマ。
- ニチ
- 犬。たまにポチ。
- 上司
- アサッテ君の勤める会社の部署の上司。役職ならびに階級は不明。真面目に仕事をしないアサッテ君に頭を痛めている。
- 社長
- アサッテ君の勤める会社の社長。リストラに余念が無く、何かと口実を付けては社員を解雇している。将来、ニートの息子に会社を継がせるつもりである。