東京都立大泉高等学校・附属中学校
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東京都立大泉高等学校・附属中学校(とうきょうとりつ おおいずみこうとうがっこう・ふぞくちゅうがっこう)は、東京都練馬区東大泉五丁目にある都立高等学校・中学校。
目次
概要
府立二十中を前身とする都立高校。制服がなく、自由な校風が売りであったが、2010年度からは中学高校共に制服となり、校則も高校時代より比較的厳しくなった。
同校は2010年度より、白鴎高校・両国高校・武蔵高校・富士高校と同様に併設型中高一貫制となった。それに伴い校舎は建て直された。
校門から校舎に至る長い道の両側には、多くの桜の樹が植えられ、同校のシンボルとなっている。東京23区内の都立高校では最も広い校庭を持つ。 校庭の広さゆえ、部活は各部とも活発である。都内では珍しい漕艇部があり、戸田ボート場に艇を所有していたが、現在は休部中である。ソフトテニス部・水泳部はインターハイや関東大会に多くの生徒を輩出している。なお、同校と対戦した王貞治(当時は早実高、のち巨人)が場外本塁打を打った逸話が残っている。
沿革
- 1941年2月3日 - 東京府立第二十中学校として開校。
- 1941年4月7日 - 中野区上鷺宮五丁目の仮校舎(現武蔵丘高校)内にて開校、第1回入学式挙行。
- 1942年1月31日 - 東京府立大泉中学校に改称。敷地を練馬区(当時板橋区)東大泉380番地に決定。
- 1943年7月1日 - 都制施行により東京都立大泉中学校と改称。
- 1948年4月1日 - 学制改革により東京都立大泉新制高等学校となる。
- 1950年4月1日 - 東京都立大泉高等学校と改称。
- 1952年 - 学区合同選抜制度導入。
- 1967年 - 学校群制度実施。石神井高校・井草高校と34群を組む。
- 1982年 - グループ合同選抜制度導入。32グループに所属する。
- 1994年 - 単独選抜に移行。
- 2010年 - 中高一貫校へ改編、定時制閉課程(2007年開校の東京都立稔ヶ丘高等学校へ統合)。
交通
同窓会
- いずみ会
著名な出身者(50音順)
政治・行政
- 加藤勝信 - 衆議院議員、元大蔵省官僚
- 亀井靜香 - 衆議院議員、内閣府特命担当大臣(金融担当)・郵政改革担当、元警察庁官僚、運輸大臣、建設大臣。広島県修道高校から転入。
- 円より子- 参議院議員。香川県高松高校から転入。
- 吉田文毅 - 元特許庁長官
- 神戸史雄 - 元通産省官房審議官、製品安全協会理事長
- 河村博江 - 元厚生労働省社会・援護局長(2002.8~)
- 小山和伸
- 柴崎幹男 - 練馬区議会議員
- 関口和雄 - 練馬区議会議員
- 猪股和雄 - 久喜市議会議員
経済
- 金児昭 - 信越化学工業顧問、元金融監督庁顧問、経営評論家。
- 仁科和雄 - 元高島屋会長
- 山田裕通 - 山田うどん創業者。山田食品産業株式会社代表取締役会長。
- 小島太郎 - IT起業家、実業家、経営者。株式会社ミノタウロス代表取締役社長。
学問
- 井田正道 - 明治大学教授
- 喜多村昇 - 北海道大学教授
- 力丸裕 - 同志社大学教授
- 栗林義信 - 元東京音楽大学教授。 声楽家。佐賀県立佐賀高等学校から転入。
- 斎藤拓 - 東京農工大学教授
- 白石清 - 山口大学教授
- 杉山武彦 - 一橋大学 学長、原子力損害賠償支援機構理事長
- 日比野弘 - 元早稲田大学教授、元早大ラグビー部監督、元ラグビー日本代表監督。
- 巻内勝彦 - 日本大学教授
- 吉田智彦 - 宇都宮大学教授
- 小林隆平 - エクアドル国立音楽院ギター科主任教授
- 小保方智也 - キール大学(英国)教授
スポーツ
- 猪谷千春 - 国際オリンピック委員会(IOC)副会長。
- 春日康利 - 元早大ラグビー部FW。
放送・マスコミ
- 池上彰 - 元NHKキャスター。ジャーナリスト。
- 宇賀なつみ - テレビ朝日アナウンサー。
- 大川和彦 - 元フジテレビアナウンサー。1990年オグリキャップ引退レースなど実況。
- 黒田治 - FM NACK5、TBSラジオ、東海ラジオ等 ラジオパーソナリティー。
- 延友陽子 - 日本テレビアナウンサー。
- 三浦晴道 - 元仙台放送アナウンサー。
- 吉村功 - 元東海テレビアナウンサー。
芸能・文化
- イシカワカズ - 音楽プロデューサー。
- 大泉りか- 小説家。
- 大竹伸朗 - 現代美術家。
- 玖保キリコ - 漫画家。
- 小林綾子 - 女優。
- 近藤良平 - ダンサー。コンドルズ主宰。
- 深町純 - 作曲家、シンセサイザー奏者。
- 待田京介 - 俳優
- 森雪之丞 - ミュージシャン。作詞家。
- 吉田紀子 - 脚本家。