遠山えま
テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 遠山 えま(とおやま えま、5月23日[1] - )は、日本の漫画家、イラストレーター。東京都出身[1]。女性。漫画家の遠山光はおじに当たる[2]。
代表作に「ココにいるよ!」や「わたしに××しなさい!」、「イチ・らぶ・キュウ」、「ひゃくえん!」など[3]。この内「わたしに××しなさい!」は、2012年開催の第36回講談社漫画賞児童部門を受賞している[4]。
来歴
小学1年生の頃に高橋留美子作の漫画「らんま1/2」を読んだことがきっかけとなって絵を描き始め、小学4年生の頃になるとコマを割って漫画を描くようになる[5]。高校生の時にも個人的に漫画を描き続けていたが、職業としての漫画家を本格的に目指し始めたのは学校を卒業してからであったという[5]。2002年に「1年でプロになれなかったら諦める」との思いで『なかよし』(講談社)10月号に漫画を初投稿[5]。以後『なかよし』へ数回の投稿を経て2003年に「天使のタマゴ」でなかよし新人まんが賞において西野芹香(笹野鳥生)以来7年ぶりとなる特選を受賞し、同作が前述の「1年」という期限内となる9月号に掲載されデビューを果たす[5]。
2004年には初連載作品となる「ゴックン!ぷーちょ」を『なかよし』にて開始し、以後も10年以上に渡り同期の桃雪琴梨・明日賀じゅんらと共に『なかよし』作家陣の一翼を担っている。『なかよし』での最新作は2009年6月号より連載中の「わたしに××しなさい!」であり、同作は2012年開催の第36回講談社漫画賞児童部門を受賞している[4]。なお連載2作目の「ママコレ」までは主人公の絵柄が無邪気な明るいタッチで描かれており、内容もファンタジー要素の強い作品が多かったが、連載3作目となった「ココにいるよ!」からはそれらが一新された。また前述の新人賞・なかよし新人まんが賞となかよしまんがスクールの審査員も担当している[6]。2008年より少年及び青年向けの漫画雑誌にも進出しており、アスキー・メディアワークスの『電撃「マ)王』にて2008年3月号より「イチ・らぶ・キュウ」を、スクウェア・エニックスのウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』にて2009年4月より「ひゃくえん!」の連載を開始した。
このように様々なジャンルの作品を発表し続けているため、現在月刊誌掲載作品4つを含む計5作品を同時に連載している。この内『まんがタイムファミリー』(芳文社)にて連載中の「ぽちゃぽちゃ水泳部」は、2010年10月号より表紙を毎号担当している。また商業誌での執筆の傍らチャリティ活動にも取り組んでおり、東日本大震災の被災者を支援する為に他の漫画家と共同で東日本大震災チャリティ同人誌「pray for Japan」に執筆した。
執筆方法としては、髪などの細い箇所を描く際には新しいペン先を使用し、顔の輪郭など太い線が必要な箇所には古いため太い線になってしまうペン先を使用している[5]。なお丸ペンの種類は日光である[5]。
作品リスト
連載
- ゴックン!ぷーちょ(『なかよし』2004年4月号 - 2005年7月号) - 初連載作。
- 番外編(『なかよしラブリー』2004年秋の号 / 2005年冬の号)
- ママコレ(『なかよし』2005年9月号 - 2007年3月号)
- 番外編(『なかよしラブリー』2006年冬の号,春の号 / 2007年初夏の号)
- ココにいるよ!(『なかよし』2007年7月号 - 2009年1月号)
- 番外編(『なかよしラブリー』2009年冬の号)
- イチ・らぶ・キュウ(『電撃「マ)王』2008年3月号 - 2010年4月号)
- ひゃくえん!(『ガンガンONLINE』2009年4月16日 - 2012年12月27日)
- 番外編(『月刊少年ガンガン』2010年1月号)
- わたしに××しなさい!(『なかよし』2009年6月号 - 連載中)
- 番外編(『なかよしラブリー』2010年冬の号,春の号,秋の号)
- ぽちゃぽちゃ水泳部(『まんがタイムファミリー』2010年5月号 - 連載中)
- 番外編(『まんがタイム』2011年6月号,11月号,12月号 / 2012年5月号,12月号 / 2013年5月号 / 2014年1月号)
- かみかみかえし(『なかよしラブリー』2010年初夏の号 - 2011年秋の号→『なかよし』2012年3月号 - 不定期連載中)
- 番外編(『なかよし』2011年7月号)
- GDGD-DOGS(『ARIA』2010年9月号(創刊号) - 2014年2月号)
- 番外編(『なかよし』2012年11月号)
- きつねとパンケーキ(『まんがタイムジャンボ』2014年4月号 - 連載中) - 単行本未発行。4コマ漫画誌掲載だがストーリー漫画。
- 四月一日さんには僕がたりない(『ARIA』2014年7月号 - 連載中) - 単行本未発行。
読み切り
- 天使のタマゴ(『なかよし』2003年9月号) - デビュー作。『ママコレ』第4巻に収録。
- ぜんだいみもんのおつきあい(『なかよし』2003年11月号別冊付録) - 読者投稿の漫画化。単行本未収録。
- まひまひくん with しゅごキャラちゃん!(『なかよし』2008年7月号) - 漫画:ナフタレン水嶋他 / 原案:PEACH-PITの単行本『しゅごキャラちゃん!』第1巻に収録。
- ジミコイ(『なかよしラブリー』2010年冬の号) - 単行本未収録。
- しゅごキャラちゃんに××しなさい!?(『なかよし』2010年3月号) - 漫画:ナフタレン水嶋他 / 原案:PEACH-PITの単行本『しゅごキャラちゃん!』第3巻に収録。
- リレーエッセイ[注 2](『comicスピカ』No.12) - 単行本未収録。
- 不眠王子の夜の従者(『別冊ハーモニィNextF』) - 単行本未収録。
- ぽちゃぽちゃ水泳部 ドラマCDアフレコレポート(『まんがタイムファミリー』2013年8月号) - 『ぽちゃぽちゃ水泳部』第4巻に収録。
- ジュピたんのいた夏(『comicスピカ』No.21) - 単行本未収録。
- 五条坂さん家のキレイな秘密(『ARIA』2013年9月号) - 単行本未収録。
- コロンブスの憂鬱(『なかよし』2013年11月号) - 単行本未収録。
- うちのメイドさん(推定120歳)(『comicスピカ』No.27) - 単行本未収録。
- みみもとに降る君の声(『なかよし』2014年3月号) - 単行本未収録。
- キミとなでっこ!(『アニメ〈物語〉シリーズヒロイン本 其ノ肆 千石撫子』[注 3]、『ARIA』2014年8月号、テレビアニメ『恋物語』DVD&Blu-ray第ニ巻限定版附属ブックレット)[注 4] - 「千石撫子、作:西尾維新、漫画:遠山えま」として掲載。単行本未収録。
書籍
各巻の詳細は該当項目を参照。
- 『ゴックン!ぷーちょ』、講談社 〈講談社コミックスなかよし〉 2004年 - 2005年、全3巻 - 第1巻が初単行本。
- 『ママコレ』、講談社 〈講談社コミックスなかよし〉 2006年 - 2007年、全4巻
- 『ココにいるよ!』、講談社 〈講談社コミックスなかよし〉 2007年 - 2009年、全5巻
- 『イチ・らぶ・キュウ』、発行:アスキー・メディアワークス / 発売:角川グループパブリッシング 〈電撃コミックスEX〉 2008年 - 2010年、全3巻
- 『わたしに××しなさい!』、講談社 〈講談社コミックスなかよし〉 2009年 - 刊行中、既刊15巻
- 『ひゃくえん!』、スクウェア・エニックス 〈ガンガンコミックスONLINE〉 2009年 - 2013年、全6巻
- 『ぽちゃぽちゃ水泳部』、芳文社 〈まんがタイムコミックス〉 2011年 - 刊行中、既刊4巻
- 『かみかみかえし』、講談社 〈講談社コミックスなかよし〉 2011年 - 刊行中、既刊4巻
- 『GDGD-DOGS』、講談社 〈KCx ARIA〉 2011年 - 2014年、全3巻
その他
- 『東日本大震災チャリティ同人誌「pray for Japan」』 - イラスト
- Mobage配信ソーシャルゲーム「ロスト・キングダム」(アールフォース・エンターテインメント) - メインキャラクターデザイン
- ドラマCD『ぽちゃぽちゃ水泳部』(キャラアニ) - ジャケットイラスト
- えぬえけい、なかよし編集部・編 『24日で夢がかなう☆最強まんが描き方BOX』/『24日で夢がかなう☆最強まんが描き方ブック特別版』(講談社) - 表紙など
- 『24日で夢がかなう☆最強まんが描き方BOX』、講談社 〈講談社キャラクターズA〉 2013年12月13日発売、ISBN 978-4-06-358469-1
- 『24日で夢がかなう☆最強まんが描き方ブック特別版』、講談社 〈講談社キャラクターズA〉 2013年12月13日発売、ISBN 978-4-06-358468-4
- 『なかよし最強まんが家シリーズ』各種(デリーター)[注 5] - 上記の素材を流用
- テレビアニメ「〈物語〉シリーズ セカンドシーズン」第26話作中作『キミとなでっこ!』 - 作画担当、原作:西尾維新
など。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- ピヨピヨ屋 - 本人によるウェブサイト
- デジなか-まんが家ボイス - 講談社によるメッセージ掲載ページ
- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Cite book
- ↑ 遠山光公式ブログの2005年5月15日付記事(2013年1月3日閲覧)で「姪の『なかよし』での連載が最終回を迎える」と『ゴックン!ぷーちょ』の完結についてコメントしている。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 4.0 4.1 テンプレート:Cite web
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite web
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