セルヒオ・ガルシア
テンプレート:ゴルファー セルヒオ・ガルシア（Sergio García, 1980年1月9日 - ）は、スペイン・カステリョン・デ・ラ・プラナ出身のプロゴルファーである。El Niño（エルニーニョ）というニックネームでよく知られている。英訳すると定冠詞付きの The Boy となることから、日本語訳で「神の子」と呼ばれることが多いが、実際には「暴れん坊」という意味である。これまでにヨーロッパツアーで通算10勝、アメリカツアーで通算8勝を挙げている。世界ランキング自己最高位は2位。
プロフィール
3歳からゴルフを始め、父親の手ほどきを受ける。1999年のマスターズでベスト・アマチュアに入り、同年5月にプロ転向。すぐにヨーロッパツアーの「アイリッシュ・オープン」でプロ初優勝を挙げる。同年8月の全米プロゴルフ選手権でいきなり2位入賞を果たし、世界の注目を浴びる。優勝したタイガー・ウッズと1打差につけ（ガルシアのスコア：-10, 278 ストローク／ウッズの優勝スコア：-11, 277 ストローク）、19歳の早熟ゴルファーとして旋風を沸き起こした。この後ヨーロッパツアーの「リンデ・ドイツ・マスターズ」で2勝目を挙げる。アメリカ代表チームとヨーロッパ選抜チームによる団体戦「ライダーカップ」でも、史上最年少の19歳でヨーロッパ選抜の代表選手に選ばれた。この年は日本ゴルフツアーの「三井住友VISA太平洋マスターズ」や「ダンロップ・フェニックス選手権」でもプレーしている。これらの活躍により、ガルシアは2000年5月に第1回「ローレウス・スポーツ賞」の「最優秀新人賞」を授与された。2001年5月第3週の「マスターカード・コロニアル」でアメリカPGAツアー初優勝を果たす。
2005年度はアメリカで「ブーズアレン・クラシック」、ヨーロッパで「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」で優勝があったが、その後3年間両ツアーとも優勝から遠ざかっていた。2007年の全英オープンでは、パドレイグ・ハリントン（アイルランド）とのプレーオフに敗れて2位に終わる。2008年5月の「ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ」で3年ぶりの米国ツアー優勝を果たし、彼のゴルフは再び復調に向かう。その後全米プロゴルフ選手権で、初出場の1999年以来9年ぶりの2位に入ったが、優勝したハリントンに2打差をつけられて敗れた。この後ヨーロッパツアーで2つの優勝を加え、ガルシアは2008年11月9日付の世界ランキングで、ヨーロッパのゴルファーとしてコリン・モンゴメリー（スコットランド）以来12年ぶりの「2位」に食い込んだ。[1]
メジャー大会の自己最高成績は、マスターズが4位（2004年）、全米オープンが3位（2005年）、全英オープンが2位（2007年）、全米プロゴルフ選手権が2位（1999年・2008年）である。
ガルシアのゴルフ・スイングは、以前は構えてから打つまでの間に時間を取りすぎるところが難点だったが、最近は大幅な改善が見られる。
ツアー優勝歴
PGAツアー優勝 (8)
| No. | Date | Tournament | 優勝スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 20 May 2001 | MasterCard Colonial | −13 (69-69-66-63=267) | 2 strokes | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク, テンプレート:Flagicon フィル・ミケルソン |
| 2 | 24 Jun 2001 | Buick Classic | −16 (68-67-66-67=268) | 3 strokes | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 3 | 6 Jan 2002 | Mercedes Championships | −18 (73-69-68-64=274) | Playoff | テンプレート:Flagicon デビッド・トムズ |
| 4 | 16 May 2004 | EDS Byron Nelson Championship | −10 (66-68-65-71=270) | Playoff | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク, テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 5 | 13 Jun 2004 | Buick Classic (2) | −12 (70-67-68-67=272) | Playoff | テンプレート:Flagicon パドレイグ・ハリントン, テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 6 | 12 Jun 2005 | テンプレート:仮リンク | −14 (71-68-66-65=270) | 2 strokes | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク, テンプレート:Flagicon デービス・ラブ3世, テンプレート:Flagicon Adam Scott |
| 7 | 11 May 2008 | ザ・プレーヤーズ選手権 | −5 (66-73-73-71=283) | Playoff | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 8 | 20 Aug 2012 | ウィンダム選手権 | −18 (67-63-66-66=262) | 2 strokes | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
欧州ツアー優勝 (11)
| No. | Date | Tournament | 優勝スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 Jul 1999 | テンプレート:仮リンク | −16 (69-68-67-64=268) | 3 strokes | テンプレート:Flagicon アンヘル・カブレラ |
| 2 | 3 Oct 1999 | テンプレート:仮リンク | −11 (68-69-72-68=277) | Playoff | テンプレート:Flagicon パドレイグ・ハリントン, テンプレート:Flagicon イアン・ウーズナム |
| 3 | 23 Sep 2001 | テンプレート:仮リンク | −18 (68-65-68-65=266) | 1 stroke | テンプレート:Flagicon レティーフ・グーセン |
| 4 | 28 Apr 2002 | テンプレート:仮リンク | −13 (67-68-67-73=275) | 4 strokes | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 5 | 17 Oct 2004 | Mallorca Classic | −12 (66-67-68-67=268) | 4 strokes | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 6 | 4 Sep 2005 | Omega European Masters | −14 (66-65-71-68=270) | 1 stroke | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 7 | 26 Oct 2008 | Castelló Masters Costa Azahar | −20 (66-65-66-67=264) | 3 strokes | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 8 | 9 Nov 2008 | HSBCチャンピオンズ1 | −14 (66-68-72-68=274) | Playoff | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 9 | 23 Oct 2011 | Castelló Masters | −27 (67-63-64-63=257) | 11 strokes | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 10 | 30 Oct 2011 | Andalucía Masters | −6 (70-70-67-71=278) | 1 stroke | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
| 11 | 25 Jan 2014 | Commercial Bank Qatar Masters | −16 (71-67-69-65-272) | Playoff | テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク |
1 アジアンツアー共催
アジアンツアー優勝 (4)
- 2002 テンプレート:仮リンク
- 2008 HSBCチャンピオンズ1
- 2012 Iskandar Johor Open
- 2013 タイ・ゴルフ選手権
1 欧州ツアー共催
その他優勝 (5)
- 1997 Catalonian Open Championship (Spain – not a European Tour event)
- 2001 テンプレート:仮リンク (South Africa – unofficial event)
- 2002 Telus World Skins Game (Canada - unofficial event)
- 2003 ネッドバンク・ゴルフチャレンジ (South Africa – unofficial event)
- 2010 ゲーリー・プレーヤー招待 (with ジョン・クック)
