プロキシマ・ケンタウリ
テンプレート:天体 基本 テンプレート:天体 発見 テンプレート:天体 位置 テンプレート:天体 物理 テンプレート:天体 別名称 テンプレート:天体 終了
プロキシマ・ケンタウリ (Proxima Centauri) は、ケンタウルス座に位置する恒星である。太陽から4.22光年[注 1]と、太陽系に最も近い恒星として知られている。
特徴
プロキシマ・ケンタウリは赤色矮星であり、非常に暗い恒星であるため、地球からの観測は肉眼では不可能である。発見当時、プロキシマ・ケンタウリは既知の恒星の中で最も暗い恒星であった。
ケンタウルス座α星(アルファ・ケンタウリ)の第2伴星である。地球からプロキシマ・ケンタウリおよびアルファ・ケンタウリAを観測したとき、プロキシマ・ケンタウリとアルファ・ケンタウリAの角距離は約2度である。
アルファ・ケンタウリAおよびアルファ・ケンタウリBからプロキシマ・ケンタウリを観測したときの見かけの等級は4.5である。プロキシマ・ケンタウリに最も近い恒星はアルファ・ケンタウリAおよびアルファ・ケンタウリBであり、いずれもプロキシマ・ケンタウリから0.21光年の距離にある。プロキシマ・ケンタウリから6.55光年の距離にはバーナード星が位置している。
2002年、VLTIが光干渉法を用いてプロキシマ・ケンタウリの角直径を計測したところ、プロキシマ・ケンタウリの角直径は1.02±0.08ミリ秒角であることが判明した。
惑星系
1996年に木星の10倍程度の大きさの伴星か惑星が存在するかもしれないという観測結果が得られたが、その後確認はされていない[1]。
なお、2014年と2016年には重力マイクロレンズ効果による観測が可能になることから、その時に惑星が発見される可能性がある[2]。
いかに太陽系と近い(遠い)か
プロキシマ・ケンタウリは、地球との近さから、しばしば恒星間航行の目的地として挙げられる。宇宙船に重力加速度と同等の等加速度運動が恒常的に可能であれば、速度だけならば減速を考慮しても約6年、10分の1の0.1Gでも減速込で約14年で到達可能となる。 しかし、ボイジャー1号 (17.3km/s[3]) のような等速度運動では数万年単位(ボイジャー1号の場合は7.3万年以上[3])の年月を要する距離であり、21世紀初頭の技術で到達するには人間個人の時間スケールで考えれば膨大な時間が必要となる。
脚注
注釈
- ↑ パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算(誤差も同様)、光年はパーセク×3.26より計算。各有効桁小数第2位
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出典
- ↑ プロキシマ・ケンタウリに伴星か惑星AstroArts
- ↑ http://arxiv.org/abs/1401.0239 Microlensing Events by Proxima Centauri in 2014 and 2016: Opportunities for Mass Determination and Possible Planet Detection
- ↑ 3.0 3.1 テンプレート:Cite web
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関連項目
外部リンク
- プロキシマ・ケンタウリの画像(英語)
- アルファ・ケンタウリの構造(英語)