ダニエル・クレイグ
テンプレート:ActorActress ダニエル・ロウトン・クレイグ(Daniel Wroughton Craig, 1968年3月2日 - )は、イギリスの俳優。身長178cm。
来歴
生い立ち
イングランド・チェシャー州チェスターで生まれる。父親のティモシー・ジョン・ロウトン・クレイグは海軍内で様々な職をしており、母親のオリヴィア(旧姓ウィリアムズ)は美術教師である[1][2][3]。1972年に両親が離婚し、リヴァプールへ移る。16歳の時、ナショナルユースシアターを受験[3]しロンドンへ移る。
キャリア
シェイクスピア『トロイラスとクレシダ』(Troilus and Cressida)のアガメムノン役で舞台デビュー。1991年にギルドホール音楽演劇学校を卒業した。
1992年に『パワー・オブ・ワン』で映画デビュー。1998年、『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』のジョージ・ダイアー役で、デレク・ジャコビと共にエディンバラ国際映画祭最優秀演技賞を受賞。その後、『トゥームレイダー』や『ロード・トゥ・パーディション』などのアメリカ映画にも出演するようになる。2004年公開の『Jの悲劇』でロンドン映画批評家協会賞英国男優賞を受賞。
6代目ジェームズ・ボンド
2005年、第6代目ジェームズ・ボンド役への抜擢が発表された[4][5]。007シリーズ初の、金髪のボンドとなる。それまでのボンドのイメージと大きく異なることもあって、欧米では発表直後にアンチサイト[6]が出来るなど、バッシングが大きかった[7]。これについて本人は、撮影後「批判は子供の罵りのような言葉だったけど(耳が大きすぎる、金髪はありえないなど)、実際に言われると傷ついたよ。でも、そういう人たちを納得させるための唯一の方法は、この役を上手くやりこなすことだった。僕自身ほどそれを感じていた人はいない」[8]と語った。また、クレイグの身長は178cmと低くはないが、歴代のボンドを演じたショーン・コネリーなどが187~8cmと高身長だったため、「ボンド=長身」というイメージが強く、撮影では実際より高く見せるためにシークレット・ブーツを着用することがあるという[9]。
前述のような非難の中公開された『007 カジノ・ロワイヤル』は、シリーズ最高記録の興業収入を樹立し(後に『007 スカイフォール』が同記録を更新した)、「ショーン・コネリー以来の最高のボンドだ」(ザ・サン誌)[10]と絶賛されるなど、興業・批評、両方の面で成功した。また、シリーズ初の英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた[11]。
2008年に公開された『007 慰めの報酬』、2012年に公開された『007 スカイフォール』にもジェームズ・ボンド役で出演している。少なくとも、あと2作ジェームズ・ボンド役を務めることが決まっている。
2012年に行われたロンドンオリンピック開会式にエリザベス2世をエスコートするボンド役として出演。
私生活
1992年にスコットランドの元女優フィオラ・ロードンと結婚するが、1994年に離婚。二人の間には女の子(エラ)がいる。ドイツの女優ハイケ・マカッシュと7年間同棲した後、映画プロデューサーのサツキ・ミッチェルと交際する[12][13][14][15]。2011年6月22日、女優のレイチェル・ワイズと結婚[16]。二人は映画『ドリームハウス』の共演がきっかけで交際していた。
リヴァプールFCのサポーターである。
主な出演作品
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1992 | パワー・オブ・ワン The Power of One |
Sgt. ヤッピー・ボータ | デビュー作品 |
1993 | 炎の英雄 シャープ 2 イーグルを奪え Sharpe's Eagle |
Lt. ベリー | テレビ映画 |
1995 | 星の王子さまを探して Saint-Ex |
ギジャウメ | |
タイムマスター/時空をかける少年 A Kid in King Arthur's Court |
ケイン先生 | 日本未公開 | |
1996 | モール・フランダース~燃ゆる運命の炎~ The Fortunes and Misfortunes of Moll Flanders |
ジェームズ・“ジェミー”・シーグレーヴ | テレビ映画 |
Our Friends in the North | ジョージ・“ジョーティ”・ピーコック | テレビ映画 | |
1997 | ハンガー/トリロジー The Hunger |
ジェリー・プリチャード | テレビシリーズ |
Obsession – Besessene Seelen | ジョン・マクホール | 日本未公開 | |
氷の家 The Ice House |
D.S. アンディ・マクローリン | テレビ映画 | |
1998 | 愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像 Love Is the Devil: Study for a Portrait of Francis Bacon |
ジョージ・ダイアー | |
Love and Rage | ジェームズ | 日本未公開 | |
エリザベス Elizabeth |
ジョン・バラード | ||
1999 | ザ・トレンチ(塹壕) The Trench |
Sgt. テルフォード・ウィンター | |
2000 | Some Voices | レイ | 日本未公開 |
ホテル・スプレンディッド Hotel Splendide |
ロナルド | ||
永遠のアフリカ I Dreamed of Africa |
デクラン・フィールディング | 日本未公開 | |
2001 | トゥームレイダー Lara Croft: Tomb Raider |
アレックス・ウエスト | |
バトルライン Sword of Honour |
ガイ・クラウチバック | テレビ映画 | |
2002 | Copenhagen | ヴェルナー・ハイゼンベルク | テレビ映画 |
10ミニッツ・オールダー: イデアの森 Ten Minutes Older: The Cello |
セシル | 「星に魅せられて」に出演 | |
ロード・トゥ・パーディション Road to Perdition |
コナー・ルーニー | ||
2003 | シルヴィア Sylvia |
テッド・ヒューズ | |
パッション The Mother |
ダーレン | 日本未公開 | |
2004 | レイヤー・ケーキ Layer Cake |
XXXX | |
Jの悲劇 Enduring Love |
ジョー | ||
2005 | ミュンヘン Munich |
スティーヴ | |
アークエンジェル Archangel |
フロック・ケルソ | テレビ映画 | |
Fateless | アメリカの兵士 | 日本未公開 | |
ジャケット The Jacket |
ルーディー・マッケンジー | ||
2006 | 007 カジノ・ロワイヤル 007 Casino Royale |
ジェームズ・ボンド | 007シリーズ第21作 英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート |
ルネッサンス Renaissance |
バーテレミー・カラス | 声の出演 | |
Infamous | ペリー・スミス | 日本未公開 | |
2007 | インベージョン The Invasion |
ベン・ドリスコル | |
ライラの冒険 黄金の羅針盤 The Golden Compass |
アスリエル卿 | ||
2008 | フラッシュバック Flashbacks of a Fool |
ジョー・スコット | 製作総指揮 日本未公開 |
007 慰めの報酬 007 Quantum of Solace |
ジェームズ・ボンド | 007シリーズ第22作 | |
ディファイアンス Defiance |
トゥヴィア・ビエルスキ | ||
2011 | カウボーイ & エイリアン Cowboys & Aliens |
ジェイク・ローナガン | |
ライフ -いのちをつなぐ物語- One Life |
ナレーション | ||
ドリームハウス Dream House |
ウィル・アテントン | ||
ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo |
ミカエル・ブルムクヴィスト | ||
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 The Adventures of Tintin: Secret of the Unicorn |
レッド・ラッカム | 声の出演 | |
2012 | 幸福と栄光 Happy and Glorious |
ジェームズ・ボンド | 2012年ロンドンオリンピックの開会式内で流されたショートフィルム。 エリザベス女王をバッキンガム宮殿から開会式会場までエスコートした。 |
007 スカイフォール Skyfall |
ジェームズ・ボンド | 007シリーズ第23作 |
脚注
外部リンク
テンプレート:Link GA- ↑ テンプレート:Cite web
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- ↑ 3.0 3.1 [http://www.oldeworldepubs.co.uk/cgi-bin/view2.pl?id=323 The Boot Inn (Tarporley, Cheshire). – Old World Pubs.
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- ↑ Daniel Craig is not Bond
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