トスフロキサシン

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テンプレート:Drugbox トスフロキサシン (Tosufloxacin, TFLX) は、富山化学工業が創製したニューキノロン抗菌薬の一つ。製剤的な安定性や溶解性を高めるためにトシル酸塩としたトスフロキサシントシル酸塩が一般に用いられる[1]

国内では処方せん医薬品として販売されている。経口剤は1990年に発売開始され、日本では経口剤として「オゼックス®錠」(富山化学-大正富山医薬品)、「トスキサシン®錠」(アボットジャパン)がある。

近年点眼剤としても開発され、「オゼックス点眼液」(富山化学-大塚製薬)、「トスフロ点眼液」(日東メディック)も販売されている。

ニューキノロン系抗菌薬としては、ノルフロキサシンと同様、小児での安全性が認められる数少ない薬剤である。また、肺炎球菌等の呼吸器感染の起因菌にも強い抗菌作用を有するいわゆるレスピラトリーキノロンのひとつでもある。

脚注

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関連項目

  • 大正富山医薬品『医薬品インタビューフォーム オゼックス錠75 オゼックス錠150 オゼックス細粒小児用15%(改訂第13版)』2010年8月、1頁目(PDF頁6)、2010年10月8日閲覧