ビレッジセンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ビレッジセンター( Village Center, Inc.)は、かつて存在していた日本のソフトウェア開発会社、出版社、広告代理店。
技術評論社の広告部門が独立する形で創業。以後、出版やソフトウェアの開発・販売を手がける。特にソフトウェア部門ではMS-DOS用テキストエディタ「VZ Editor」で一躍名を馳せる事になる。
フジテレビのテレビ番組「ウゴウゴルーガ」「ガチャガチャポン!」に登場する「ミカンせいじん」をマスコットキャラクターにしている。
沿革
- 1986年2月:技術評論社の広告部門が株式会社技術評論広告社として独立、業務開始
- 1987年12月:直営店「VillageCenter」開店
- 1988年5月:ソフトウェア出版部門、「VillageCenter」、書籍出版部門を株式会社ビレッジセンターとして法人化
- 1992年8月:技術評論広告社をビレッジセンターアドバータイズメントと社名変更
- 1992年10月:「VillageCenter」閉店
- 2001年4月:e-PRINTサービス開始、運営会社として株式会社プリントイットを設立
- 2003年:ビレッジセンターアドバータイズメントの業務をビレッジセンターに移譲、組織を一本化
- 2004年11月:株式会社プリントイットを吸収合併
- 2006年3月:創業者の中村満が退任
- 2007年11月:出版部門を休眠宣言
- 2007年12月:広告代理店業務を株式会社アドフィクスに営業譲渡
- 2008年3月:一度退任した創業者の中村満が本社移転とともに復帰
- 2008年4月:WZ Editor関連事業を株式会社WZソフトウェアに委譲
- 2008年11月17日:11月末で会社解散することを発表
- 2008年11月30日:会社解散
主な商品
ソフトウェア
出版物
主にコンピュータ関連書籍を発行したほか、一般書や漫画家・ゲーム関連の画集、小説、絵本などを発行していた。 また、大槻義彦が「噂の眞相」で連載していた『大槻教授の反オカルト講座』を書籍化している。高千穂遙らが書いている幻の同人本「VZ倶楽部」を発行。
関連項目
- 噂の眞相 - 廃刊になるまで毎号裏表紙に広告を出していた。