ビャクシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年11月6日 (水) 18:04時点における110.1.247.54 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:生物分類表

ビャクシ白芷)は、漢方薬として用いられるセリ科シシウド属の多年草ヨロイグサ (Angelica dahurica) の根。中国産はその変種のカラビャクシの根。

薬効成分はフロクマリン誘導体及び精油。消炎・鎮痛・排膿・肉芽形成作用がある。皮膚の痒みをとる。日本薬局方にも記載。

血管拡張と消炎の作用から、肌を潤しむくみを取るとして、古来中国の宮廷の女性達により美容用とされていた。また鎮痛、鎮静の効果のため、五積散などの漢方処方に配合される。

基原植物

基原植物はヨロイグサで、高さ1-2m。茎は太く中空で、上部で枝分かれする。葉は羽状複葉。夏、白色の小花を散形につけ、外見はシシウドに似る。分布は東シベリア、中国北東部、朝鮮半島、本州西部、九州。

脚注


関連項目

外部リンク