李正子
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李 正子(い ちょんじゃ、1947年 - )は、三重県伊賀市出身の在日コリアン二世の女性歌人である。未来短歌会所属。最終学歴は三重県立上野高等学校卒業。
特色
大韓民国特有の風習、文化等に関する言葉をありのままに使い、字余りを恐れず、一般的には漢字で書く言葉をアルファベットで書くなど、人目を引くことに長けた作風が特色である。
来歴
- 戦前に父が日本に渡り、日本で韓国人の母と知り合い結婚、伊賀市に定住し正子を生む。
- 中学生の時に万葉集に触れ、短歌に魅力を感じる。
- 高校卒業後、一般人として生き、結婚し2人の男児をもうけたのち離婚。
- 20歳のとき、香山正子名義で朝日新聞の短歌のページに近藤芳美を選者に指名し初投稿。これがトップで掲載される。
- 投稿を幾度か繰り返した後、「未来」入会。近藤に師事する。
- 1984年に本名で「鳳仙花(ポンソナ)のうた」を発刊し、歌人デビューを果たす。この「鳳仙花のうた」は500部売れれば良い方である歌集としては異例の2700部、再版は1万部の売上を記録。
- これが功を奏し、中学・高校の国語教科書で短歌が掲載される。
- 1992年、三重県文学新人賞受賞。
現在、伊賀市で喫茶店「駕洛」を営む傍ら、短歌会「風」を主宰し、短歌結社「未来」に属する。