ランドローバー・フリーランダー
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ランドローバー・フリーランダー(LANDROVER Freelander)は、インド・タタ自動車の子会社である、イギリス・ランドローバー社が発売しているクロスオーバーSUVである。同社が販売している車種の中では最もコンパクトなモデルに相当する。
初代(1997年-2006年)
日本仕様のエンジンはV6、2.5リッターガソリンで、トランスミッションはジヤトコ製の5段ATのみ。
ボディは5ドアとソフトトップの3ドアが設定されていたが、日本では3ドアは途中で廃止された。
- 1997年12月 - 欧州で発売開始。当初は直4エンジンのマニュアルシフトのみ。
- 2001年2月 - V6エンジンやATが設定され、日本でも発売される。
2代目(2006年-)
テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 2006年7月の英国国際モーターショーに出展。北米では「LR2」を、それ以外の地域では「フリーランダー2」を名乗る。ボルボ・S80と同じ直列6気筒3.2LガソリンエンジンとフォードとPSAグループが共同開発した2.2Lディーゼルエンジンが搭載された。 日本仕様においては、直列6気筒モデルのみが販売された。SUVとは思えない軽快で機敏な走りが楽しめる一方、オフロード性能も高くランドローバーが開発したテレインレスポンスも搭載している。ただし、ほかのランドローバー・モデルと異なり、エアサスペンションを装備していないため、「岩場モード」のない4モードとなる。 ランドローバーを含むグループ内の各ブランドで共同開発したこのプラットフォームを使用するのは他に、ボルボS80、フォードギャラクシーなど。 様々な電子デバイスが標準装備され、欧州の衝突安全性能評価をしているEuro NCAPで、コンパクトSUV初となる5ッ星を獲得し、高い安全性として評価されている。
2013年モデルよりガソリンエンジンがダウンサイジングコンセプトの直列4気筒2リッターターボに変更された。
日本での販売
- 2007年6月9日、ガソリンエンジンモデルのみが日本に導入され、グレードは上級グレードのHSE、基本グレードのSE、廉価版のSの3種類用意された[1]。
- 2010年4月1日にラインナップが変更され、3.2 i6と3.2 i6 HSEの2グレード展開となった[2]。
- 2011年1月、マイナーチェンジ。外装のデザインが変更され他のランドローバーとデザインが統一された[3]。
- 2011年5月、特別仕様車「スペシャルエディション」発表。同年6月に発売された[4]。
- 2012年12月21日、エンジンがオールアルミの直列4気筒2リッターターボに変更されたほか、エクステリアのデザインも変更された[5]。
- 2014年8月、特別仕様車「ファイナルエディション」発表。同年9月に発売された[6]。
現行グレード
グレード | 製造年 | エンジン | 排気量 | 最高出力/最大トルク | 変速機 | 駆動方式 | ハンドル位置 |
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現行グレード | |||||||
フリーランダー2 | 2012年12月- | 204PT型直列4気筒DOHCターボ | 1998cc | 240ps/34.7kg・m | 6速AT | 4WD | 右 |
過去のグレード | |||||||
3.2 i6 4WD | 2010年4月-2012年11月 | フォード製 直列6気筒DOHC | 3192cc | 232ps/32.3kg・m | 6速AT | 4WD | 右 |
3.2 i6 HSE 4WD | |||||||
HSE 4WD | 2007年6月- 2010年3月 | フォード製 直列6気筒DOHC | 3192cc | 232ps/32.3kg・m | 6速AT | 4WD | 右 |
SE 4WD | |||||||
S 4WD |
参考文献
- ↑ テンプレート:Cite web
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関連項目
- ランドローバー
- レンジローバー
- ディスカバリー
- ボルボ・S80
- 関口宏の東京フレンドパークII - 2004年10月より2006年9月まで、リコール問題が発覚した三菱・パジェロに代わって、ゲスト出演者用の景品となっていた。のち、パジェロに復帰したが2010年4月からトヨタ・パッソに変わった。