谷口伸
テンプレート:Portal クラシック音楽 谷口伸(たにぐち しん、1969年 - )は、鳥取県鳥取市出身の声楽家。鳥取県立鳥取東高等学校、慶應義塾大学卒。
大学在学中に慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団のバリトン・パートリーダーを務め、『タンホイザー』のヴォルフラム、『ポーギーとベス』のポーギーなど主要なソリストとしても活躍。毎日学生音楽コンクール東京大会で第2位。松尾葉子指揮オペラ『十五夜物語』で主役を務め、慶應義塾塾長賞を獲得した。
数年のサラリーマン生活の後、声楽家としての道を歩み始め、シューベルト国際歌曲コンクール第2位、NHK新人洋楽オーディション合格、イタリア声楽コンコルソ金賞、日本声楽コンクール第3位、日本音楽コンクール声楽部門入選2回、渡欧後の2000年、ドイツ・ツヴィッカウにおいて国際シューマン歌曲コンクール第3位など、主要なコンクールで数々の賞を受賞。 2002年、ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科を最優秀で卒業。また、愛知・長久手オペラ声楽コンクールにて第2位を受賞。2003年、ウィーン・コンツェルトハウスにて、ハイドンのオペラ「報われた真心」等を演奏、新聞紙上にて高い評価を得る。2004年、北イタリア、メランにおいて"デビュー・イン・メラン"国際声楽コンクール総合優勝。
2005年シーズンより、ドイツ・ゲルリッツ市立劇場と専属契約を結び、ドイツを中心にヨーロッパで演奏活動を展開中。2006年には同劇場にて『リゴレット』のタイトルロール、また『サロメ』のヨカナン役等を演じる。
2010/2011年のシーズンより、R.シューマンの生地ツヴィッカウの劇場と専属契約を結び、活躍の場を移す。モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」のタイトルロール、ヴェルディ「仮面舞踏会」のレナート等を演じる。