野村藩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
野村藩(のむらはん)は、美濃国(現在の岐阜県揖斐郡大野町)に存在した藩[1]。
概要
慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いで、織田長孝(織田長益の長男)は東軍に与して戦功を挙げたため、大野などに1万石を与えられて野村藩を立藩した。だが、寛永8年(1631年)7月、長孝の子・長則が嗣子無くして死去したため、無嗣断絶により廃藩となった。
その後、大垣新田藩主・戸田氏良は明治2年(1869年)の版籍奉還により新田藩を野村藩と改名し、知藩事に任じられた。同年11月、本家の藩主・戸田氏共から3000石を分与され、合計1万3000石を領する知藩事となる。明治4年(1871年)の廃藩置県により廃藩となり、野村県を経て岐阜県に編入された。
歴代藩主
織田(おだ)家
戸田(とだ)家
- 戸田氏良(うじよし)〔従五位下、淡路守〕
現存建物
総門と役所門が民家に移築されている。
幕末の領地
脚注
- ↑ 二木謙一監修・工藤寛正編「国別 藩と城下町の事典」東京堂出版、2004年9月20日発行(310ページ)
関連項目
テンプレート:S-start テンプレート:S-bef テンプレート:S-ttl テンプレート:S-aft テンプレート:End テンプレート:江戸時代の藩