青函フェリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年4月21日 (月) 23:29時点におけるアストロニクル (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

青函フェリー(せいかんフェリー)は、共栄運輸株式会社(1923年4月18日設立、栗林商船グループ)と北日本海運株式会社(1944年設立、日本通運グループ)が共同運航しているフェリー

ファイル:Seikan Ferry Headquarters.JPG
青函フェリーの本社社屋兼フェリーターミナル(北海道函館市浅野町)。
(2011年8月24日)

概要

当フェリーは、上記の2社によって共同運航されている。ただ窓口業務などの便宜上、両社によって有限会社青函フェリーを設立している。当初は貨物フェリーで運航していたが、2000年10月の海上運送法の改正により一般旅客定期航路の許可を得て旅客航路事業も開始した。

元貨物フェリーという経緯から、函館港は津軽海峡フェリーなど一般フェリーが使用するターミナルとは別に、それより南側の位置にある(JR五稜郭駅より徒歩25分)。なお、青森港は他のフェリー会社と同じターミナルである。

有限会社青函フェリー

  • 本社 : 北海道函館市浅野町5-22
  • 事業内容 : 国内フェリー事業
ファイル:Seikan Ferry 3gou-Hayabusa in Mutu Bay.JPG
陸奥湾を青森港へ向かって航行する「3号はやぶさ」。画像奥は下北半島の牛の首岬。
(2009年9月20日)

航路

船舶

共栄運輸

  • 3号はやぶさ(2000年就航、2107トン、旅客定員105人)
  • はやぶさ(2014年就航、3500トン、旅客定員300人)

北日本海運

  • あさかぜ5号(1998年就航、1958トン、旅客定員103人)
  • あさかぜ21 (2009年就航、2048トン、旅客定員198人)

引退した船舶(共栄運輸)

  • はやぶさ(2代目:1977年~1995年:3代目「はやぶさ」就航に伴い引退。フィリピンのTrans Asia Shipping Linesに売却→大規模な改造の上、「Trans Asia 2」として就航中。)
  • 3号はやぶさ(初代:1980年~2000年:現行「3号はやぶさ」就航に伴い引退)
  • はやぶさ(3代目[1]:1995年~2014年:現行「はやぶさ」就航に伴い引退。1777トン、旅客定員80人)

引退した船舶(北日本海運)

  • あさかぜ3号(1981年~1998年:「あさかぜ5号」就航に伴い引退)
  • あさかぜ(1985年~2009年:「あさかぜ21」就航に伴い引退。フィリピンのセブフェリーに売却→大規模な改造の上、「CEBU FERRY 2」として就航中。)

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:Sister

テンプレート:-

外部リンク

  • 函館―青森 新船相次ぐ フェリー2社 - 朝日新聞、2014年4月21日