クレオパトラ (曖昧さ回避)
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クレオパトラ、クレオパトラー(ギリシャ語: Κλεοπάτρα, ラテン文字表記: Kleopatra, Cleopatra)は、古代ギリシャおよびプトレマイオス朝エジプトの伝統的な女性名。歴史上の人物としてはクレオパトラ7世がもっとも有名である。ギリシャ語で「父の栄光」を意味し、現在でもギリシャでは人気のある女性名である。
人物
プトレマイオス朝の王妃・女王
- クレオパトラ1世 - セレウコス朝シリアのアンティオコス3世の娘。プトレマイオス5世と結婚、プトレマイオス6世の母となり、摂政を務めた。
- クレオパトラ2世 - プトレマイオス6世の妹・妃。のちプトレマイオス8世と結婚、対立・内戦を経て共同統治。
- クレオパトラ3世 - プトレマイオス8世の妃。プトレマイオス6世とクレオパトラ2世の娘。プトレマイオス9世・10世の母。
- クレオパトラ4世 - プトレマイオス9世の妃。セレウコス朝シリアの王アンティオコス9世の妃。
- クレオパトラ5世 - プトレマイオス12世の妃。クレオパトラ6世トリュファイナと同一視する説がある。また、クレオパトラ・セレネ1世をクレオパトラ5世セレネと数える場合もある。
- クレオパトラ6世 - プトレマイオス12世の娘とされてきたが、5世と同一人物とする説が有力。クレオパトラ・セレネ1世をクレオパトラ5世セレネと数える場合、クレオパトラ6世トリュファイナとして数えられる。
- クレオパトラ7世フィロパトル - プトレマイオス12世とクレオパトラ5世の娘。最後のファラオで、いわゆる世界三大美女の一人。一般にクレオパトラとして浸透しているのが、この人物。
- クレオパトラ・セレネ1世 - プトレマイオス9世の2番目の妻。のち、シリア王アンティオコス8世、アンティオコス9世、アンティオコス10世と結婚。
- クレオパトラ・セレネ2世 - クレオパトラ7世とマルクス・アントニウスの娘。ヌミディア王ユバ2世の妻。
- クレオパトラ・テア - セレウコス朝シリアの女王。プトレマイオス6世とクレオパトラ2世の娘。シリア王のアレクサンドロス1世バラス、デメトリオス2世、アンティオコス7世と結婚。
ギリシア神話の登場人物
その他
- クレオパトラ (ポントス) - ミトリダテス6世の娘でティグラネス2世の妻。
- クレオパトラ・エウリュディケ - マケドニア王ピリッポス2世の妃の一人。
- アレクサンドロス3世の妹。
- クレオパトラ・ストラタン - モルドバ出身の歌手。
- テンプレート:仮リンク - トリニダード・トバゴ出身の砲丸投げ選手。
- クレオパトラ - JKT48の元メンバー。本名はクレオパトラ・ジャプリ。
作品名
映画
- クレオパトラ (1917年の映画)
- クレオパトラ (1934年の映画) - パラマウント映画が1934年に製作した映画。
- クレオパトラ (1959年の映画)
- クレオパトラ (1963年の映画) - 20世紀フォックスが1963年に製作した映画。
- クレオパトラ (1970年の映画) - 虫プロダクションが1970年に製作した劇場用長編アニメーション映画。
小説
- クレオパトラ - 宮尾登美子による長編小説。
漫画
- クレオパトラ - 里中満智子による漫画。1975年、『少女フレンド』誌上で発表。
- クレオパトラD.C. - 新谷かおるによる漫画、またその主人公の名。
その他
- クレオパトラ (バンド) - イギリスの3人組女性R&Bグループ。
- クレオパトラ (小惑星) ((216) Kleopatra) - 小惑星帯の小惑星。
- クレオパトラ (お笑い) - 吉本興業所属のお笑いコンビ。
- クレオパトラ化粧品 - 明化産業の発売している化粧品ブランド。
- クレオパトラ (カクテル) - ラムベースのカクテルの一種。を参照。
- クレオパトラ (タバコ) - エジプトのイースタンカンパニー[1]が販売しているたばこの銘柄。シガレット[2]の他に水タバコ[3]も製造されている。
- イギリス海軍の艦艇
- クレオパトラ (軽巡洋艦・初代) - C級軽巡洋艦
- クレオパトラ (軽巡洋艦・2代) - ダイドー級軽巡洋艦
- クレオパトラ (フリゲート) - リアンダー級フリゲート