江崎勝久
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テンプレート:Infobox 人物 江崎 勝久(えざき かつひさ、1941年(昭和16年)8月27日 - )は、日本の実業家。江崎グリコの社長。灘中学・灘高等学校同窓会会長[1]。
グリコ創業者・江崎利一の孫。弟の江崎正道は江崎グリコグループのグリコ栄養食品会長。
経歴
佐賀県出身。灘高校卒(新制12回)[1]。1964年3月神戸大学経営学部卒業[2]。1966年6月同社入社[2]。
1972年11月 取締役秘書室長就任[2]。1973年11月 代表取締役副社長就任[2]。1982年4月 グリコ栄養食品㈱取締役就任[2]。1982年6月 グリコ協同乳業㈱(現グリコ乳業㈱)代表取締役会長就任[2]。1982年6月当社代表取締役社長就任[2]。
人物像
1984年のグリコ・森永事件では3月18日に自宅で誘拐され、身代金として現金10億円と金塊100kgを要求される。現金10億円は日本国内限定の身代金としては過去最高金額と言われている。事件3日後の3月21日に監禁場所から自力で抜け出し、大阪貨物ターミナル駅構内で保護された。その後も6月26日まで犯人からのグリコへの脅迫に悩まされることになる。
自身の誘拐事件については犯人が検挙されず、1994年に時効が成立した。グリコ・森永事件のすべての事件も2000年までに時効が成立し、事件は結局未解決となった。