江界市
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テンプレート:Infobox 江界市(カンゲし)は、朝鮮民主主義人民共和国の慈江道の道都。人口約22万人(1993年)。
地理
禿魯江の中流に位置する都市である。東に長江郡、西に時中郡、南に城干郡と隣接する。
歴史
高句麗・渤海国・女真の領域を経て、14世紀後半に高麗の統治下に入った。朝鮮王朝時代には北方防衛の要衝として機能した。
植民地期には平安北道に属し、同道の東北部を占める広い郡であった。当時の郡域は、現在の満浦市・時中郡・長江郡・前川郡・龍林郡を含む。
年表
- 1361年 - 鎮辺・鎮成・鎮安・鎮嶺の4郡が置かれた。
- 1401年 - 石州が置かれた。
- 1403年 - 江界府が置かれた。
- 1413年 - 江界都護府に昇格した。
- 1895年 - 江界府は江界・慈城・厚昌の3郡を管轄する(二十三府制)。
- 1896年 - 平安北道江界郡となる。
- 1949年1月 - 新設の慈江道に属する。
- 1949年12月 - 江界面が江界市に昇格する。江界郡管下のその他の地域は長江郡となる。
産業
出身者
- 西川長夫(1934年江界邑生まれ)
脚注
- ↑ デイリーNK「最高人民会議に欠席した金正日は江界を現地指導」