ゼニガメ
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ゼニガメとはクサガメまたはニホンイシガメの幼体のことで、ペットとして飼われることが多い。夜店の屋台などで売られている時点では体長が数cmであるが、成体まで成長できれば20cm程度まで大きくなる。陸と水を作った入れ物で、ゆで卵、煮魚、パンなどを与えて飼育される。丸い甲羅が江戸時代の硬貨である銭に似ていることから、銭亀と呼ばれた。海亀、亀の子と並んで夏の季語でもある。俳句などに取り上げられていることから、少なくとも江戸時代(このころの銭亀とはニホンイシガメをさす。)には広く知られていたことが分かる。銭亀とはもともとニホンイシガメの幼体のことであったが、現在はニホンイシガメの数が減少しているため、クサガメ の幼体を銭亀とよんで販売している。両者とも、尾が長いことだけ共通している。
ゼニガメに関する主な作品
ゼニガメに関連する施設
- 東京都台東区浅草に位置する浅草寺には、弁天山と呼ばれるお堂がある。このお堂は銭亀弁天と呼ばれていた。
- 奈良県生駒郡平群町に位置する朝護孫子寺千手院は、銭亀善神を祭っている。黄金の銭亀があり、金運を運ぶ神として知られる。毎年、4月には銭亀まつりを執り行なう。
その他
- ウルトラQ第6話「育てよ!カメ」に出てきた浦島太郎少年が育てたのが、この「ゼニガメ」であった。