柳田三二郎

柳田 三二郎（やなぎだ さんじろう、生没年不詳）は壬生浪士組及び新選組隊士。全盛期には柔術師範を務めた。三次郎と書かれた文献もある。本名は稲田か。梁田佐太郎と同一人物と考えられる。

阿波の出身。大阪とも。文久三年(1863年)六月以降に新選組（当時は壬生浪士組）に入隊。八月十八日の政変に参加したが池田屋事件には不参加。慶応元年(1865年)七月までの在隊が確認されている。このときに松原忠司とともに柔術師範となる。

慶応三年(1867年)頃に知友の村田左衛門（倒幕派）に隊内の機密情報を漏洩。当時、五十歳前後とされ、隊内最高齢者であったという。また、碁打ちを好んだという。漏洩が関係したのか、同年六月以前に脱走した。その後は長島喜太郎と名乗った。真道弥生流、北辰心要流の達人であったという。

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