ポール・リカール・サーキット
テンプレート:Infobox motorsport venue ポール・リカール・ハイテク・テスト・トラック(Paul Ricard High Tech Test Track, ポール・リカール・サーキット)はフランス南部・マルセイユ近郊のル・キャステレ村にあるテスト専用のサーキット。リキュールで名高いペルノ・リカール社を創立したポール・リカールの名前が冠されている。
概要
サーキットとして1970年に完成し、1971年から1990年までF1のフランスグランプリが行われ、1999年まではロードレース世界選手権(現在のMotoGP)も行われていた。
一周は5.81kmの長さで、その全体の4割近くを占めていた長い「ミストラル・ストレート」とその直後のほぼ全開で曲がる右コーナーの「シーニュ」が特徴的だった。1986年のテスト中にエリオ・デ・アンジェリスが死亡する事故が起こって以降、第1コーナーから直接バックストレートの途中へ繋がるように短縮され、3.813kmのショートコースとして利用された。
ポール・リカールの死後、F1の商業面の最高責任者バーニー・エクレストンの関連会社エクセリス社が経営権を取得。2001年にはトヨタと提携し、トヨタのF1進出プロジェクトのテストを行う前線基地となった[1]。
2002年、近年のF1開催サーキットを手がけるヘルマン・ティルケの再設計により[3]、ハイテク・テスト・トラック (High Tech Test Track,HTTT) と呼ばれるテスト専用サーキットへと生まれ変わった。観客席を取り除き、様々なコースレイアウトに変更できるよう大幅な改修が行われ、完成当初からあった5.81kmのコースを主体にしたハイスピードコースから、826mの超ショートコースまで91通りのレイアウトを利用することが出来る。ウェットコンディションを人工的に再現する散水装置も備えており、F1から市販車、レーシングカートまで、様々な車の走行テストが可能である。2010年には翌年からF1のタイヤサプライヤーとなるピレリのテストも行われた[4]。
テスト専用サーキットではあるものの、近年はレース開催も復活しており、FIA GT選手権やユーロF3、ル・マン・シリーズなどのレースが多数開催されている。
2013年よりベルギーGP(スパ・フランコルシャン)と隔年開催する形で、当地においてF1フランスGPを復活させる計画が進んでいる[5][6]。
脚注
関連項目
外部リンク
- Circuit Paul Ricard(フランス語、英語)
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- ↑ 『Racing On 2006年12月号』 イデア。
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