奈良バイパス

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奈良バイパス(ならバイパス)は、京都府木津川市木津から奈良県大和郡山市伊豆七条町の間、14.2kmの一般国道24号バイパスである。1971年(昭和46年)10月 - 1982年(昭和57年)10月にかけて開通した。

奈良市内の渋滞緩和を目的に1964年(昭和39年)から計画されたが、当初の計画ルート上に平城宮跡小奈辺古墳等、歴史的価値の高い史跡が存在していることから、奈良市内の一部ルートを東に迂回させたという経緯がある。 木津奈良道交差点(京都府木津川市市坂)から横田町北交差点(奈良県大和郡山市横田町)の旧道は、奈良県道754号木津横田線国道369号そして三条通り奈良市内中心部の街路)となっている。

横田町北交差点(奈良県大和郡山市横田町)から西名阪自動車道郡山ICまでは1982年(昭和57年)10月8日の大江町南交差点 - 横田町北交差点間開通(同時に全通)時に旧道を奈良バイパスの一部として拡幅したものである。

概要

通過市町村

備考

全線に渡って道路幅、右折レーンなどがよく整備された道路であるが、奈良市を南北に貫く幹線道路がここにしかないためそもそも飽和状態であるのに、近年では生活道路としての色も増してきているためなどによる右折レーンの飽和状態といった、二重の飽和状態によって、夜間を除いて全線に渡って流れが悪く、朝夕のラッシュ時には深刻な渋滞が発生する。特に酷い渋滞ポイントを以下に示す。

  • 法華寺町東交差点。原因として南行きはこの交差点からの急な右カーブと信号の接続の悪さが考えられる。北行きは奈良県道44号奈良加茂線への右折レーンが飽和状態であり、また右折してすぐの踏切(JR大和路線 奈良駅 - 平城山駅)によって右折できない車が蓄積していくことが主な原因である。
  • 柏木町交差点付近。奈良高架橋の本線(京都方面)・側道(奈良市の東、西方面と大阪方面、なお二条大路南1丁目交差点付近は本線・側道あわせて8車線以上ある)からの合流によって大量の車が通行するにも関わらず、平面4車線しかない。追い討ちをかけるように付近には商業施設が多くまた住宅地の生活道路としても利用されるため、奈良バイパス最大のボトルネックとなっている。
  • 杏町交差点 - 下三橋町交差点付近。大和郡山市内を東西に貫く幹線道路が交差するため、各信号の待ち時間が長く、渋滞が発生する要因となっている。また、この区間の沿道にはイオンモール大和郡山をはじめとした大型商業施設が多数立地しており、それらへの流入・流出車両が多いことも渋滞発生に拍車をかけており、休日には前述の柏木町交差点付近と連続した渋滞も見られる。
  • 横田町交差点。南行きで、当道路から国道25号へ向かう車両が多く、国道25号へは右折する必要があるが、日中は北行きで直進する車両に阻まれて青信号の間に進行できる可能性が非常に低い。このため実質的には北行きが赤信号になり、右折矢印信号が点灯しないと進行できない状況となっており、一度に通行できる車両台数が限られていることから、渋滞が発生しやすくなっている。

奈良市内を挟んで京奈和自動車道(一般国道24号バイパス)が開通することによって、ますますの車の流入が見込まれるため、奈良市内の京奈和自動車道の完成は悲願であるが、歴史的価値の高い史跡の保護などの問題により計画策定は難航している。(詳細は大和北道路を参照)

関連項目

テンプレート:国道24号