三芳町
テンプレート:Infobox 三芳町(みよしまち)は、埼玉県の南部[1]にある人口約3万8千人の町で、埼玉県の町としては一番南にある。東京都特別区部への通勤率は25.5%(平成22年国勢調査)。サツマイモの生産地として知られる。また東京から一番近い『町』[2](国道254号で東京23区北端「新東埼橋」から三芳町「資料館入口」まで約9.5㎞[3])でもある。
目次
概要
町内を南北に川越街道(国道254号)・関越自動車道が通り、関越自動車道三芳パーキングにはスマートインターチェンジも併設されている。さらに町内を東西に浦所バイパス(国道463号)が通る交通の要所であるが、鉄道の駅は無い。東京に最も近い「町」で、ベッドタウンとしての開発発展も進みつつあるが、町内には「柳沢吉保公」ゆかりの三富(さんとめ)開発の地である「上富地区」もあり、川越芋の一大産地となっている。富士見市及び上福岡市、入間郡大井町(以上、現・ふじみ野市)との合併の計画もあったが、住民投票の結果、富士見市(2000年国勢調査人口103247名)では合併賛成が上回ったが、上福岡市(2000年国勢調査人口54630名)・大井町(2000年国勢調査人口45488名)では住民投票成立の条件とした投票率が規定に満たずに不成立、当町(2000年国勢調査人口35752名)では住民投票は成立したものの合併反対が賛成を上回ったため、合併協議は中止になった。地方交付税不交付の財政優良自治体として、単独市制を目指しているが、交通改良などの面で問題点も多く、周辺市とともに首都圏のベッドタウンとして増大する交通面での歪みが大きくなりつつある。
なお、他市町村同様に行政界が入り組んでいる場所もあり、不便を余儀なくされていることもある。
地区
- 藤久保
三芳町の住宅地。最寄り駅は鶴瀬駅
- 竹間沢
住宅街。最寄り駅はみずほ台駅
- みよし台
みずほ台駅前の通り沿い。最寄り駅はみずほ台駅
- 北永井
畑が多い。
- 上富
歴史
町名は、伊勢物語からとられている。1889年(明治22年)の合併の際に三芳野村とする予定だったが、先行して他に同名の3村が埼玉県内に誕生しており、県から多すぎるために変更を求められ野を省き三芳村とした。なお三つの三芳野村は、その後合併で廃止されている。
沿革
名物
- さつまいも(川越いも)
川越いもは、実際三芳町で作っていると有名ですが、川越の川で運んだことからこのような名前になりました。
人口
行政
歴代首長
- 1889年(明治22年)4月1日 - 三芳村が成立。
- 池上仁三郎 (1889年(明治22年)4月18日 - 1890年(明治23年)1月10日)
- 江原仲右衛門 (1890年(明治23年)11月15日 - 1893年(明治27年)11月14日)
- 江原平作 (1893年(明治27年)12月1日 - 1894年(明治28年)11月25日)
- 江原仲右衛門 (1894年(明治28年)12月5日 - 1896年(明治30年)4月5日)
- 武田圓次郎 (1896年(明治30年)4月28日 - 1902年(明治36年)11月30日)
- 松本長次 (1902年(明治36年)12月3日 - 1906年(明治40年)12月8日)
- 武田藍太郎 (1906年(明治40年)12月17日 - 1907年(明治41年)9月25日)
- 細谷源太郎 (1907年(明治41年)10月8日 - 1910年(明治44年)3月10日)
- 武田藍太郎 (1910年(明治44年)3月30日 - 1921年(大正10年)6月7日)
- 森田清三郎 (1921年(大正10年)12月27日 - 1925年(大正14年)3月26日)
- 池上善兵衛 (1925年(大正14年)4月18日 - 1933年(昭和8年)5月6日)
- 松本昌信 (1933年(昭和8年)5月14日 - 1941年(昭和16年)5月16日)
- 武田定太郎 (1941年(昭和16年)6月23日 - 1945年(昭和20年)8月29日)
- 武田睦太郎 (1945年(昭和20年)9月21日 - 1947年(昭和22年)2月5日)
- 矢島太助 (1947年(昭和22年)4月5日 - 1951年(昭和26年)4月4日)
- 武田睦太郎 (1951年(昭和26年)4月5日 - 1954年(昭和29年)12月9日)
- 矢島太助 (1955年(昭和30年)1月14日 - 1959年(昭和34年)1月13日)
- 江原貞一 (1959年(昭和34年)1月14日 - 1963年(昭和38年)1月13日)
- 金谷英男 (1963年(昭和38年)1月14日 - 1970年(昭和45年)11月2日)
- 1970年(昭和45年)11月3日 - 町制施行により、三芳町となる。
行政組織等
- 三芳町役場
- 藤久保出張所
- 竹間沢出張所
町内の公共施設等
- 保育所
- 第一保育所
- 第二保育所
- 第三保育所
- 児童館
- 北永井児童館
- 藤久保児童館
- 竹間沢児童館
- 子育て支援センター
- 文化会館「コピスみよし」
- 公民館
- 中央公民館
- 藤久保公民館
- 竹間沢公民館
- 図書館
- 中央図書館
- 竹間沢分館
- 太陽の家
- ふれあいセンター
- 保健センター
- みよし工房
- 農業センター
- 総合体育館
- 運動公園
- 歴史民俗資料館
- 清掃工場
消防
- 入間東部地区消防組合 - 富士見市、ふじみ野市、入間郡三芳町で構成。
- 西消防署三芳分署
警察
自動車検査機関
- 軽自動車検査協会 埼玉事務所所沢支所 「(所沢)(川越)ナンバー地域担当」(三芳町北永井)
広域行政
- 入間東部地区衛生組合 し尿処理・火葬場・斎場運営。富士見市、ふじみ野、入間郡三芳町で構成。
- しののめの里 所在地(富士見市大字下南畑)
経済
農業
- サツマイモ - 一般に「川越いも」と呼ばれているが、実際に栽培されているのは主に当町である。
リサイクル
工業
- 大日本印刷 住空間マテリアル事業部
- 木村屋總本店 三芳工場
- 東ハト 関東工場
- 大崎電気工業 埼玉事業所
- 日立物流 三芳物流センター
- T&KTOKA 埼玉事業所
- 東京カネカフード
- 日本CMK SEセンター
- ヨネザワ製菓
- 栄喜堂
- 大東ガス
- スタックス
- ヤマテ工業
なお、町内には各有名企業の倉庫や流通センターが多く、特に印刷・出版関係が多い(例:楽天ブックス)。
金融機関
- 埼玉縣信用金庫 三芳支店
- 飯能信用金庫 三芳支店
- いるま野農業協同組合 三芳支店
地域
教育
- 幼稚園
- みふじ幼稚園
- 小鈴幼稚園
- かみとめ幼稚園
- 小学校
- 三芳町立上富小学校
- 三芳町立三芳小学校
- 三芳町立藤久保小学校
- 三芳町立唐沢小学校
- 三芳町立竹間沢小学校
- 中学校
- 三芳町立三芳中学校
- 三芳町立三芳東中学校
- 三芳町立藤久保中学校
- 大学
- 淑徳大学 埼玉キャンパス
電話番号
市外局番は町内全域が「049」。市内局番が「2XX」の地域との通話は市内通話料金で利用可能(川越MA)。収容局は川越三芳局、埼玉富士見局、大井局。
郵政
郵便番号は町内全域が「354-00xx」である。
交通
鉄道
町内に鉄道路線は無いが、すぐ近くの富士見市に東武東上線が通っており、町民は路線バスなどでみずほ台駅、鶴瀬駅、ふじみ野駅等まで行き利用している。かつては鶴瀬駅と当町との間に人車軌道を敷設する計画が存在した。(三芳人車軌道)[4]
バス
- ライフバス - 町内や隣接の富士見市への路線を走らせている。路線の主な区間経路は、こちらを参照。
- 西武バス - 所沢駅東口 - 上富 - 上福岡駅入口 - 二ツ宮 - 大宮駅西口線、所沢駅西口 - 上福岡駅西口線が運行している。
タクシー
タクシーの営業区域は県南西部交通圏であり、富士見市・所沢市・飯能市・和光市・川越市・東松山市などと同じである。
道路
出身有名人
その他
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:三芳町の町・字- ↑ 現行の5か年計画「ゆとりとチャンスの埼玉プラン」(計画期間:2007年度-2011年度)では、南西部に区分けされている。 地域別計画埼玉県ホームページ、2010年11月閲覧。埼玉県#10地域区分参照。
- ↑ 広報みよし「平成24年7月号」 特集『味良しの味力(みよしのみりょく)』
- ↑ NAVITIME自動車ルート検索
- ↑ http://www.lococom.jp/talist/70557/20059070/