押切蓮介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月16日 (土) 17:14時点における118.108.159.209 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 押切 蓮介(おしきり れんすけ、1979年9月19日 - )は、日本漫画家ミュージシャン神奈川県川崎市出身。血液型A型。本名は神崎良太で、祖父は直木賞作家の神崎武雄[1]

ホラーギャグなるジャンルを開拓し、第一人者となるが、ジャンルに縛られない多作な作家として知られる。

バンド『怪奇ドロップ』のメンバーであり、音楽活動も行っていた。

現在は『月刊ビッグガンガン』にて「ハイスコアガール」(現在休載中)を、『ぽこぽこ』(Webマガジン)にて「ピコピコ少年SUPER」を連載中。

略歴

人物

  • 工業高校に在籍中、万力作りを3年間していた経歴がある。
  • 漫画家を志したのは、『週刊ヤングマガジン』の月間新人漫画賞に投稿して賞金を貰おうと思った18歳の3月7日とのこと。しかし、デビュー作の賞金は生々しく生活費に消えたという。
  • ホラー漫画を得意とするが、オバケや幽霊を余り信じていない。
  • 「でろでろ」「ゆうやみ特攻隊」「ピコピコ少年」「ぼくと姉とオバケたち」「プピポー!」「ミスミソウ」を同時連載していた時期は、流石に頭がおかしくなりそうだったというが、アシスタントから「先生は元からおかしい」と言われて、逆にやる気が出てきたという。
  • 速筆であり、原稿32ページを2日で仕上げたことがある。
  • 子供のときから乗り物酔いが酷く、車はおろか電車にも酔ってしまうため、家で仕事をする漫画家で良かったという。
  • 同じ漫画家清野とおるとは同期で音楽ユニット「怪奇ドロップ」のメンバー仲間。よくプライベートで趣味の徘徊に付き合ったりトーン貼りなど漫画の作業を手伝ってもらったりしているようだ。押切いわく「自分が女だったら今すぐ結婚してもいい」ほどの仲である。『でろでろ』の単行本巻末に掲載される「蓮介漫画日記」中では、しばしば清野や他の怪奇ドロップのメンバーとのエピソードが描かれる。また、清野も自身の漫画で押切との交流によるエピソードを描いている。
  • オガツカズヲの紹介で映画監督清水崇と知り合う。清水は押切の描くホラーギャグのテイストに強く共感した。また、押切も清水が監督した『呪怨(ビデオ版)』に感銘を受けたことを打ち明け、2人は意気投合した。その後、押切の短編『トイレまで4メートル』は、清水の監督した映像作品『怪談 こっちを見ないで…』(映像作品集『幽霊vs宇宙人』に収録)の原案となった。また、清水らが監督したドラマ『怪奇大家族』のイラストレーションを担当した。
  • デビュー作の『マサシ!! うしろだ!!』が「ヤングマガジン」に掲載された際は、「よくこんな恐ろしく汚い漫画を載せてくれたな」と思ったという。なぜ、編集が本作でデビューさせてくれたのか未だ理解できないとインタビューで答えている。
  • 貸本時代のホラー漫画(好美のぼるなど)のテイストに感銘を受け、それらを現代の漫画で活かしたかったというが、やはり難しく。次第にそういう気持ちは無くなってしまったという。
  • 両親は不仲の末に離婚しており、母子家庭で暮らしていた。18歳の時に離縁した父に対する嫌悪感が心の中に無意識にくすぶり続けたこともあり、母親は色んな意味で賢母、父親は威厳がない情けない存在として描くことが多い。
  • 両親の離婚により本名の「神崎」という苗字が変わるかもしれない状況に嫌気がさし、まったく違う人間になろうとして、考えたペンネームこそ「押切蓮介」とのこと。
  • 竹書房の編集や漫画家らと麻雀をよくする。麻雀最強戦漫画家大会に出場したこともあり、『近代麻雀』掲載経験もある。

作品リスト

連載中

連載終了

休載中

短期連載

読切作品

単行本収録済

単行本未収録

  • おどろ屋怪異打倒団
  • くだらんKINGU 47「恐怖の帰り道」
  • 暴走族狩り悪夢のネオナチ集団
  • 世間相撲
  • 赤い家
  • 黄泉の風
  • 赤の糸
  • 後悔の奈落
  • ツッペとノッチン
  • モグモンのテレビ通販
  • 山ノ上文房具店
  • 隣のオトモダチ

単行本

雑誌未掲載

未発表作品

  • 恐怖のコケシ
  • 悪魔の祖父母
  • お前は誰だ!! あ、斎藤か
  • 外国人VS地縛霊

挿絵

音楽活動

押切は同じく漫画家である清野とおるテクノミュージシャンFQTQ天誅によるテクノユニット怪奇ドロップ」を結成している。押切はしばしばボーカルを担当。

自費出版CD

  • 無料配布CD(2003年12月に本人HP「怪奇ドロップ」にて配布されていた。8曲入り)
  • 怪談テクノ(2004年3月に発売。現在廃盤)
  • 限定CD(でろでろコミックス1巻帯についていた応募券で応募できた抽選プレゼントCD)
  • 夕闇ライダー(「怪奇ドロップ」1Stアルバム)

ライブ

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Manga-artist-stub
  1. テンプレート:Cite web