ラドガ湖
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ラドガ湖 (Ладожское озеро、カレリア語 Luadogu、フィン語 Laatokka、スウェーデン語 Ladoga) は、ロシアにあるヨーロッパ最大の湖。
概要
ロシア北西部レニングラード州とカレリア共和国の境界にあり、フィンランドとの国境に近い。
ラドガ湖からはネヴァ川がサンクトペテルブルクを通って、フィンランド湾(バルト海の一部)へ流れ出している。 また、流入する川はオネガ湖からのスヴィル川、イリメニ湖からのヴォルホフ川などがある。湖の中に約660ほど島が点在しており、500程度は北西部に集中している。大きな島には人が住んでいる。ワモンアザラシが生息している。沿岸部では12月から5月にかけて、中央部では1月から3月にかけて結氷する。
利用
サンクトペテルブルクの重要な水源となっており、1日当たり471万立方メートルの水道水及び工業用水を供給している[1]。
歴史
かつてはスウェーデンとロシア帝国の国境の湖だったが、大北方戦争の結果、ロシア領となる。
ロシア革命後はフィンランドとソ連の国境となったが、冬戦争と継続戦争の結果、ラドガ湖全域がソ連領となり現在にいたる。
出典
- ↑ 『用水と廃水』Vol.53№3(2011)p8
関連項目
- カレリア
- ヴァラーム島 - ラドガ湖にある島。
- ヴァラーム修道院 - ヴァラーム島にある、正教会の修道院。
- シュリッセリブルク - ラドガ湖の出口に浮かぶ要塞。およびその本土側にある町。
- スタラヤ・ラドガ - 湖岸から遡った場所に建設された、リューリクの「ロシア最初の都」