DGCA
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DGCA(ディージーシーエー)は、データ圧縮およびアーカイブの形式、もしくはそのファイル形式を取り扱うソフトウェアの名称。DGCAはDigital G Codec Archiverの略称とされる。通称でじこアーカイバ。開発者はGCA形式と同じ鶴田真一。
概要
GCAの後継とされるアーカイブフォーマット。圧縮性能は非常に高く、7-ZipやRAR等の圧縮形式と比べても、ほぼ同等の圧縮率を有する。但し、DGCAそのものの知名度が低く、7-ZipやRARと比べた時に圧縮や展開に時間が掛かる。その上ソフトウェアとしてのDGCAが扱いにくく、統合アーカイバDLLが存在しないためサードパーティプログラムが少ない[1]と使い勝手が悪い。そのため、高圧縮を生かして一般配布用として自己解凍形式が用いられることはあるものの、その他の用途で使われることはほとんどない。
基本的な圧縮・展開処理の他にも、破損ファイルの修復や隠蔽、Unicodeファイル名対応など数多くの付加的な機能を備えており、GCAの欠点がほぼ解消されていることも特徴である。