計器用変成器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:出典の明記 計器用変成器(けいきようへんせいき instrument transformer)は変成器の一種で、交流の高電圧・大電流の測定のため、電気計器の測定範囲を拡大するための電気計器である。
計器用変成器は他の用途に用いられる変成器と異なり、その変成比が正確であることが重要な性能の1つである。電力の測定に用いる場合はこれに加え、一次側と二次側の位相差が小さいことが必要である。
また計器用変成器は、一次側と二次側とを電気的に絶縁し、二次側に接続した電気計器を保護する役割を持つ。ただし、標準用など特殊用途に用いられるものには単巻のものがある。
一般に、変圧器においては二次側の定格電圧が 110 ボルト、変流器においては二次側の定格電流が 5 アンペアとなるものが使用される。