成巽閣

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成巽閣(せいそんかく)とは、文久3年(1863年)に加賀藩13代藩主・前田斉泰が母・真龍院(12代斉広夫人)の隠居所として建てた歴史的建造物である。歴史博物館として一般公開されている。兼六園に隣接する。

概要

建築当時は、巽御殿(たつみごてん)と呼ばれたが、後に成巽閣と改められた。1階は書院造で2階は数奇屋造になっており、江戸時代末期の大名屋敷の代表的建築として、国の重要文化財に指定されている。また付随する庭園「飛鶴庭」も、国の名勝に指定されている。内部は歴史博物館として、書画、人形等の展示が季節ごとに行われる。

文化財

  • 飛鶴庭 - 国の名勝(昭和4年4月指定)
  • 成巽閣 - 国の重要文化財(昭和13年7月指定)[1][2]
  • 三華亭 - 県指定有形文化財(昭和38年7月指定)
  • 辰巳長屋 - 県指定有形文化財(昭和48年2月指定)。1882年竣工。
  • 土蔵 - 県指定有形文化財(昭和58年1月指定)
  • つくしの縁庭園 - 県指定名勝(昭和59年4月指定)
  • 万年青の縁庭園 - 県指定名勝(昭和59年4月指定)

データ

  • 開館時間 - 9:00-17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日 - 水曜日
  • 所在地 - 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1-2
  • 交通アクセス - JR金沢駅西口から北鉄バス「小立野方面行」乗車、「出羽町」下車、徒歩3分

脚注

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関連項目

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参考文献

  • 加賀藩前田家奥方御殿成巽閣 パンフレット

外部リンク

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  1. 昭和13年7月、当時の国宝保存法に基づき旧国宝に指定。昭和25年、文化財保護法施行に伴い重要文化財となる。
  2. 吉田健一の小説『金沢』では主人公が成巽閣の「群青の間」を見に行くくだりがある。