新日鐵住金小倉製鐵所
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新日鐵住金小倉製鐵所(しんにってつすみきんこくらせいてつしょ)は、福岡県北九州市にある新日鐵住金の製鉄所(銑鋼一貫製鉄所)。
2014年4月1日に同社八幡製鐵所と統合したため、現在は「新日鐵住金八幡製鐵所・小倉地区」となっている。
概要
当初は独立した企業であったが、戦後規模拡大を目指した住友金属工業(住金)に買収され、九州で唯一の拠点となった。しかし住金が経営不振から再建を目指す過程で、地域分社され再度独立企業となった。ところが、親会社となった住金が2012年10月に同じ北九州市発祥の新日本製鐵と合併するにあたり、住金自体が法人としては消え去ることになり、再び住金が分社化した小倉製鉄所を本体に吸収した。
沿革
- 1918年(大正9年)12月7日 - 浅野総一郎により浅野小倉製鋼が設立される。
- 1945年(昭和20年) - 小倉製鋼に社名変更。
- 1953年(昭和28年)7月15日 - 小倉製鋼が住友金属工業(住金)と合併し、同社小倉製鉄所が発足。なお、住金はこの合併により、高炉技術を獲得した(当時、同社は高炉を所有していなかった)。
- 2000年(平成12年)4月1日 - 産業再生法を適用し、住金から株式会社住友金属小倉として再分離・発足。
- 2002年(平成14年) - 新高炉火入れ。
- 2012年(平成24年)元日 - 再度、住金に吸収され、同社の小倉製鉄所に戻る。これにより、再分離で取り外された正面玄関の看板が僅か9か月限定ながら復活した[1]。
- 2012年(平成24年)10月1日 - 新日鐵住金の工場となる。
- 2014年(平成26年)4月 - 八幡製鐵所と統合し、八幡製鐵所・小倉地区となる[2]。
主な製品
関係会社
関連項目
脚注
- ↑ テンプレート:Cite press release
- ↑ 製鉄所組織の統合・再編成について - 新日鐵住金株式会社 プレスリリース 2013年10月30日