フレンズ・オブ・アース
フレンズ・オブ・アース(Friends of Earth、F.O.E)は、かつて存在した日本の音楽ユニットである。
概要・略歴
元イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の細野晴臣、元Interiorsの野中英紀を中心に結成された。メンバーは流動的で、西村麻聡、越美晴、サンディーなどが参加している。
1984年(昭和59年)、細野のソロアルバム『S・F・X』のアルバムクレジットにFRIENDS OF EARTHの名が登場してから、3枚のミニアルバムを発表して活動を終了するまで、機械的な細かいビートを使ってドライヴ感あふれる音楽を展開。
『SEX ENERGY & STAR』に収められている、ジェームス・ブラウン(JB)のカヴァー曲「SEX MACHINE」には、ジェームス・ブラウン本人とメイシオ・パーカーがゲストで参加している。1986年(昭和61年)2月4日の大阪・大阪城ホールと同8日の東京・日本武道館でのJBの来日公演で、オープニング・アクトとして初ライブを敢行したF.O.Eは、保守的なJBファンから痛烈な野次と怒号を浴びた[1]。
1986年3月、アルバム『SEX ENERGY & STAR』のトラックダウン終了後、東京・代官山で、雪で足を滑らせ転倒、骨折した。このことにより、細野はバンドの終結を観念的に決断。同月末のテイチクとの契約更新は行なわなかった。翌1987年(昭和62年)4月25日、President BPMこと近田春夫の主宰するヒップホップレーベル「BPM」で、細野が「骨折事件後、1年休憩したがカムバックする」という旨のライムを織り込んだ12インチシングル『COME★BACK』をリリースする[2]。
2008年(平成20年)12月17日、テイチクエンタテインメントが『SEX ENERGY & STAR』『THE WORLD OF F.O.E』の2枚のアルバムをCD再発売した[3]。また『COME★BACK』は、アルバム『Heavy』(BPM、1987年6月5日)に収録され、1993年(平成5年)3月24日、CD再発売されたが現在廃盤である[4]。
ディスコグラフィー
12インチシングル
- 『FRIEND OR FOE?』(1985年12月16日)
- 『F.O.E#1/DECLINE OF O.T.T』(1986年3月21日)
- 『COME★BACK / Cold Getting Down』 (1987年4月25日、BPM、12SL-5) - 「F.O.E. featuring HARUOMI HOSONO with President BPM and SEIKOH ITOH」名義 / M.I.D.
7インチシングル
- 『SEX MACHINE』(1986年5月1日) - 「James Brown with F.O.E」名義
アルバム
- 『SEX ENERGY & STAR』(1986年5月21日) - 12インチLP
- 『THE WORLD OF F.O.E』(1986年7月21日) - 12cmCD、ノン・スタンダードでの2枚の12インチシングルを1枚のCDにまとめたもの。
関連事項
註
外部リンク
- テンプレート:YMJ
- テンプレート:YMJ - 1993年3月24日発売 (廃盤)